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はっけんの水曜日
 
3D動画を撮ってみた


カメラ2台あったら3Dになるんじゃね?的な思いつきでやってみた

最近「アバター」という映画が3Dで上映されて、人気だそうだ。僕も観た。そのほかでもちらほらと3Dと聞くようになった。誰が言ったか知らないが、2010年は3D元年らしい。

時代に乗り遅れてはいけないと思って早速3D動画を撮ってみた。

藤原 浩一



3Dへの道

「アバター」といえば青くて比較的大きい人が出てきてなんやかんやするストーリーの映画だが、なんといっても話題なのは3D上映されていることだ。僕も観に行った。催涙弾が投げ込まれるシーンでビクっとした。


青くて比較的大きい人が出てきてなんやかんやする映画


噂によれば3Dのメディアはこれからも増えていくみたいで、それだけ3D体験に飢えている人も多いのだと思う。

人々が3D体験に飢えている証拠として、当サイトでも立体映像(画像)を扱った記事がいくつかある。



みんな3Dが大好きなのである。たしかに3D映像を撮れるようになったら楽しい。

アバターはものすごくお金がかかった派手な3D映像だが、むしろどうでもいい地味な3D映像が出てきたときにこそ、真に3D映像が普及したと言っていいのではないだろうか。

 

身近に同じカメラを持っている人がいることに気づいた


この女流一眼(「かんぴょうを投げてイチゴをもらおう」より)


さて、そこで気づいたのだが、当サイトのライター大北さんの持っているカメラが、僕の持っているカメラと同じなのである。より正確に言うと、大北さんがこのカメラを愛用しているのを知りながら、僕があとから同じのを購入したわけだが。

3D映像が撮影できるデジタルカメラが発売されているのは知っているが、できれば手持ちの道具で何とかしたい。

仕組みから考えて、同じレンズの同じカメラが2台あれば、3Dが撮影できるはずなのである。僕の中で風が吹いた。

という訳で1日お借りしました。



1000円くらいで売っていた
くっつくように装着する


上の画像のようなカメラ用具を買ってきて、カメラを2台取り付けた。かなりずっしりとした重さが、未来テクノロジーを感じさせる。


両方ともカラーリングが黒ではないことによって、このような結果に

 

さっそく撮ってみる

絞りやシャッタースピードなどのカメラの設定を2台同じにしたので、原理的にはこれで3Dになる動画が撮れるはずだが、やってみないと分からない。

手始めに適当な被写体として、我が家のハムスターを撮ってみようと思う。カメラの向きが平行だと近くのものが映らないので、向きをすこし内向きにしてみた。


近距離を撮るので、このように内向きにしてみた

被写体目、黒いなー


撮影した動画は、昨年密かに3D動画に対応していたというYouTubeにアップロードする。以下に一応このページに動画を埋め込んだが、動画をクリックしてYouTubeに飛んでから3D表示で観てほしい。

YouTubeの画面に遷移すると3D表示方式が選べるので、赤青の3Dメガネを持ってる人は「3Dメガネ(赤/シアン):最適化済み」を選ぶ。メガネなしでみるなら、交差法がいいと思う。練習はこちらで。

どちらにせよ、水族館の水槽みたいな感じに、黒い枠の向こう側に3Dな世界が広がっているつもりで見ると比較的よくに見えると思う。


いつのまにか3D対応していた。世界は動き続けている。
この機会にぜひ!右目が青・左目が赤の3Dメガネ! (手作りしたらしょぼかったのでテンションを上げてみた)



YouTube風の低いテンションの動画にした(クリックしてリンク先で見てください)


どうだろうか。立体的に見えただろうか。

僕は3Dメガネを使ってみたが、ほとんど立体的に見えなかった。ところどころ「あっ」と思うところはあったが、大部分において単に見づらいだけだった。たぶん、左右の視差が大きすぎたからであろうか。失敗である。

ねこ鍋といいつつハムスターなのも、とんだハッタリ動画なのを助長している。

めげずに次の動画を取りたい。


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