送ったことにしよう

仕方がないので、ここでポストに投函したことにして、ここからこの封筒が辿るであろうルートを実際に回ってみることにしました。幸い、発送地点も宛先も同じ市内なので（というか同じ場所だ）、それほど遠回りはしないのではないでしょうか。

郵便の流れについて少し調べてみると、自宅近所のポストに投函された郵便物は、まずその地域を担当している「支店」に集められ、ここで消印作業や宛 先地域の振り分けが行われたあと、各都道府県を担当している「統括支店」へ。そこから宛先地域の「統括支店」へ運ばれ、「支店」を経由して宛先のポストに 届く、ということらしい。

幸い、自宅周辺を担当している「支店」も「統括支店」も比較的近くにあることが分かったので、ポストに行ったその足で出かけてみました。

軽く考えていたのですが、自転車を持っていないので、スパムの入った封筒を持って歩いてみたら合計で10kmくらいあって、2時間以上かかりました。股関節ががたがたになりました。しかもこの10km歩くという苦労は今回の企画とはまったく関係ない部分。

あと、投函場所と宛先の担当支店が同じなので、ひょっとすると統括支店まで行かないのかも知れない、と思いましたが、それは今回知らないままにします。知ってる人いても教えてくれなくていいです。

そうこうして、支店から配達の人が家のポストに届けてくれた（ことにした）わけです。スパムメールを。

スパムが届いた

ある日、仕事を終えて帰宅してみると、家のポストが大変なことになっていました。

何ということだ！大量のスパムメールだ！おのれスパム業者め！（棒読み）

というわけで、最初の思いつきからはだいぶ手間がかかりましたが、ようやく家に大量のスパムメールが届きました。ここまでやってみてようやく分かったのですが、何しろ自分への嫌がらせですからぜんぜん嬉しくも面白くもない。

あと、うちのポストの構造的な問題で、「手紙が詰まってあふれ出してる感」がぜんぜん出ませんでした。いったい何をしたかったんだ僕は。

とにかく、疲れと過労でへとへとにくたびれました。

あのスパム料理を再現

せっかく届いた大量のスパム。そういえば以前から気になっていたあの料理を再現して終わりにしたいと思います。

スパムメールの語源はWikipediaに詳しく載っていますが、 モンティ・パイソンのコント「スパムの多い料理店」（Youtubeなどにあるので検索してください）から。その中に出てくるスパム入り料理「卵・ベーコ ン・ソーセージ・スパム」、「スパム・スパム・スパム・卵・スパム」がどんな味なのか（だいたい想像つきますが）試してみたいと思ったのです。

ただ焼くだけなのかどうか分からなかったのですが、作ってみたのがこちら。

イギリスに行ったことがないので、向こうの食堂で出てくるスパム料理がどんなのかよく分からないのですが、「卵・ベーコン・ソーセージ・スパム」の方は全部焼いてみて、「スパム・スパム・スパム・卵・スパム」はスパムの調理法になんとなく変化をつけてみました。

味は、僕の料理の腕のせいもあると思いますが、まあふつうにおいしい感じ。朝食や夜食にいいかも、と思ったけどカロリーが気になるところ。でも歩き疲れた身体にはやや強めの塩気がちょうど良かったです。