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ロマンの木曜日
 
高円寺と下北沢はどっちがロックか

下北沢に行く前に、赤羽でも調査

さて下北沢のロック度調査に行く前に…普通の街のロック度はどんなもんだろうか?参考記録のひとつも出しておかないと、高円寺や下北沢が超ロック過ぎる街かどうか判別しづらいだろうし。

ということで参考用データを取りに来たのは北区赤羽。宮城マリオさんも住んでるということでロック要素あるし。ただライブハウスって…あったっけ?


赤羽駅
おお、ライブハウスもあった!どこか暖かい。

居酒屋は超充実してます。

 ロック関連=2軒 酒場関連=75軒

 定食屋関連=22軒 ファッション関連=7軒

 TATOO関連=0軒  計 496点+α


ここで最後に「+α」とつけてるのは、駅前のある施設で稼ぐであろう点数を抜かしてるからです。それは…。


イトーヨーカドーなどの大型店舗。

赤羽駅前はけっこう大型施設があるんですよねえ。ただ、ロック度を測るという目的の場合、デパートやショッピングモールはアリなのか?ナシなのか? そんなもんはゾンビに食われとけ!てわけじゃないけど、今回は「参考記録」とさせていただく。本題じゃないし、若干面倒だったのもあるけど。

 

下北沢は道が狭くてロックだぜ

さてロックの街のもうひとつの雄・下北沢ですよ。高円寺から電車で30分足らず。先に高円寺を説明したので、下北沢と比較しつつ街のロック度を探っていきたい。


高円寺に比べると駅は小さい。

ここからは高円寺との比較が増えるのだけど…下北沢は全体的に道が狭い!駅の写真を比較すればわかると思うけれど、小さいながらもロータリーがあったり目の前にバス亭があったりと、車道との連携がとれてる高円寺に比べると、下北沢は車が駅前まで来ることすら困難。

まあ、そのおかげで歩いてゆるゆると回れるようになっているのだけど。車のことも気にせずに。


こちら下北沢。道幅はだいたい車一台分。
こちら高円寺。道によるけど結構広々。

そうした歩行者の安全さもあってか、店の密集具合は高円寺の比じゃない!特にファッション関連は高円寺が少なく見えるほど。比較対象としては高円寺よりも原宿なんかの方が近いのかもなあ。


看板の数からして派手&多い。
あと複数店入ったファッションビルも多数。

ひとつのビルに数軒、さらに10軒以上入ってるようなファッションビル的な店も少なくない。その多くが洋服屋。ロック…と言っていいのかわからないけど、定義上そう決めちゃったからロックにしておく。

と、ファッション関係ばかりに目がいくけれど、ロックな店もありますよ。ライブハウスはもちろんレコード屋も。むしろレコード屋は高円寺より数段充 実している。やっぱり、全体的に見て高円寺よりも下北沢の方が「買い物に来る街」なんですよね。高円寺の方が「住む街」度が高い。


ややサイケ感が下北沢風。
サラッと絵になる看板もまた下北沢風。

当然TATOOショップもあり。ロックですから!

どちらもロックの街というに足る、どこか猥雑さのある街なんだけど、毛色は違うんだよなー。たとえばお店がいっぱいある道があって、ふと細い路地を見るとこんな光景の違いがある、ように思える。


下北沢だと路地の退廃感もアリ。
高円寺は路地に入ると下町テイストに。

とまぁ改めて2つの街の違いを見てる間に結果が出ました!下北沢のロック度は…


 ロック関連=10軒 酒場関連=64軒

 定食屋関連=37軒 ファッション関連=102軒

 TATOO関連=1軒  計 1056点


おお、ファッション関連の店の多さで下北沢がロックの街の栄誉に!(俺の中で)まぁこれがロック度じゃなくてパンク度調査なら「このファッションパンクが!」と罵ってるとこかもしれないですけど。

実際の街の光景+データを見てみると、「高円寺=ロックと生活が密着した街」「下北沢=日本のロックが見れる街」といった違いがぼんやり感じとれる、気がする。

どちらも新宿や渋谷に出やすい交通の便のいい街。上京してロックで食ってくぜって人はぜひ参考に…あ、ちなみにどっちの街も沿線の中では家賃高めだったりするので仕事も頑張って!ロックもいいけど(現実的)。

 

薬局じゃなくてドラッグ。

頓服とか正露丸の方のドラッグ

ぜんぜん関係ないですが、クスリ屋を「××ドラッグ」と表記するのは下北沢より高円寺の方が多かった気がします。過激さじゃ高円寺が上か?って何の過激さだ。

 

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