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フェティッシュの火曜日
 
巨大地下空間で大谷石ぜいたく三昧


こういうの家から5分くらいのとこにあればいいのに

宇都宮の観光パンフレットを見ていると巨大地下空間・大谷資料館(採石場)とあった。

資料館というからには手彫りの道具とか見て、へ〜、昔はこんなので彫ってたんだな〜、という思いを30回くらい繰り返して終わり。そんな風に思ってたのだけど、まーすごい。巨大も巨大だった。

石採りまくりで巨大になった大谷採石場と、その近辺の石ぜいたくっぷりを見てきました。

大北 栄人



初めにこれ。こういういつもの「資料館」っぷりが、前フリ。

前フリは記事でもちゃんと通ろう

資料館入ってすぐに、これぞ資料館という部屋を通る。

やっぱりこういうのかー、という落胆は後から考えれば「前フリ」というやつだった。


右下にいるのが人。

 

なんじゃこの広さ

早くもぜいたく

月並みな感想で申し訳ないが、これ全部掘り進めた結果こうなったというのがすごい。

しかもこれ全部大谷石なのだ。残ってるこの壁も全部、大谷石なのだよ。地面もさらに大谷石なのですよ。と言うと、大谷石がどれくらい贅沢なのか説明しなければいけないと思う。

例えば黄金で寺を建てると歴史に残るが、「家の塀に使うといい家だねえと言われる」くらいすごいのが大谷石だ!

ふーん、そんなもんかー。という声もこの巨大さの前では「そんなもんかぁー!!」と張り上げてもらいたい。なんせ、今、その大谷石が巨大なのだ!


140×150mくらいあるというが奥が暗いのでもっと広いように感じる

 

館内地図。柱一個がねずみ色の直方体1つとして…

戦時中は秘密工場

実際の大きさは野球場1つ分くらい軽く入る大きさだという。おおっ!1つ分だったらそれはもう野球場なんじゃないか。

野球をせずともここはやっぱり人が何かしたくなる大きさなようで、戦時中は軍の秘密工場、戦後は政府の備蓄米貯蔵庫になってたそうだ。

軍に政府で、秘密の工場。どうだ、このスケールの大きさは。

それで野球盤とか作ってたらおもしろいが、この雰囲気だとアンドロイドくらい作ってもらわないと困る。(実際は、飛行機作ってたらしい。)


これが何なのかさっぱりわからないが、とにかく「あぶない」ということだけはわかる

なにこれ?どこ?

 

唯一のアトラクション。石がポツンと。

でかい。たしかにでかい。だがこういった巨大系の観光スポットで怖いのは慣れである。慣れてしまったあとどう楽しんでいいんだろうか。ここには石しかないのだ。

しかし、ここから石観光の正念場ではないだろうか。

採石場に唯一あったアトラクションが、「切り出した大谷石の実物展示」だった。なんとハードコア。

石を手にとってみる。重い。冷たい。「…なるほど。」

人は「なるほど」としか言えないような瞬間を採石場で味わう。だがそのなるほどを愛するのが石観光なのかもしれない。


「ああ、重い。重いよなあ…。」(精一杯の楽しみ方)
思い切ってタイヤで遊ぶ子パンダ化してみたが、やはり石だった。重く、冷たかった。

写真の大きい記事に慣れてなくてどれ大きくすりゃいいのかわからなくなってきた

 

石の表面に粉?カビ?みたいなものがついてて、それがゼオライト。

へ〜、これがゼオライトか〜

石にびっしりはりついてるフワフワしたものがゼオライト。こういうのを楽しむのが石観光だ(と思う)。

ゼオライトの効能のページを見つけた。例えば「漬物がうまくなる」そうだ。ミネラル、遠赤外線、電磁波、分子…様々な効能を使っておしんこうまくしちゃうのはどうなんだ、大谷石。(※外部サイト『大谷石のチカラ』

そして今、男二人で「お、ゼオライト。」「うん、ゼオライトだな。」

やっぱりだ。言ったところでどうなるとも思えないが、このはるばる栃木まで来て鉱物を指差し確認するまぬけな時間が石観光の醍醐味だ。

 

次ページからはよりハードコアに

さあ、みなさんが見たい巨大地下空間はもう紹介した。ここからはもうどんどんディープに石と向きあってみたい。

次ページは奇岩だらけの大谷を紹介したい。そう、ここ大谷には石だけでなく、岩もあるのだ!


奥が入り口。(紹介しきったか不安なのでもう一個、写真を置いてみた)

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