平成プロムナードは、題材は完全におまかせの、フリーダムな市民の記念プレートがずっとずっと並ぶ通りなのだ。甚目寺町は「人権尊重の町」を掲げているが、有言実行って感じがする。説得力がある。
同じ人口、同じ密度の千代田区で、果たして同じく全住民参加型の記念プレートで、通りを彩ることができるだろうか。できないんじゃないか。
いくつものプレートに描かれた十年以上前の人気キャラクターを回顧するとともに、十年以上前に描いた各人の思いを馳せる。フリーダムな題材だからこそ想像はふくらむ。
KYこと空気を読んで、自分の想いを抑えて、無難で目立たぬ作品を作ることは、人権に反するのじゃないか。空気を読む必要がありすぎることは人権に反するんじゃないか。そんな思いすらよぎる。 |