茨木駅を出てから30分強。ようやく私はねじりまんぽを発見する事ができた。ただ、このねじりまんぽ、琵琶湖疏水インクラインのものと比べて、印象が随分と違う。
こちらは天井が高く、より開放的なのだ。天井が高いということは、必然的に垂直部分も高くなるのだが、ねじれているのは天井のアーチ部分のみなので、どうしても非ねじれの割合が高くなってしまうのである。ねじれ部分の角度も緩やで、正直、ねじれまんぽという感じはかなり薄い。
ただ、これだけ広々していると、車が接触する事も少ないようで、状態はなかなか良い。ねじれまんぽであるなしに関わらず、かなり価値の高い煉瓦トンネルと言えるだろう。しかしそれでもやはり、ねじりまんぽとして見ると物足りない感じはする。
一応、例のアレもやってみたが、閉塞感が無いので全く雰囲気が出ない。ただの記念撮影みたいになってしまった。 |