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ちしきの金曜日
 
JR九州ゲキヤスの旅3+つぶやき反省


 

土日の2日間、JR九州の列車なら特急でも新幹線でもなんでも乗り放題で1万円という激安切符を、期間限定でやっている。その名も「ゲキ★ヤス」!

これがまた今やっている。たしか今回で4回目。

このゲキヤス切符、普通に使っても普通に安いのだが、せっかく乗り放題なんだから、できるだけたくさん乗りたい。

さて今回はどんな風に乗ろうかな?

T・斎藤



楽しいんだか苦痛なんだか

ゲキヤス切符、過去3回はいずれも夏に発売された。ゴールデンウィーク終了後から、学生たちの夏休みが始まる前という旅行客が少なそうな期間。前回はそれで、SL人吉、あそ1962といった観光列車にたくさん乗った。(⇒

それが今回は成人式終了後の土日から春休み前までという期間で発売された。つまり冬のゲキヤスである。冬というか早春というか。



さて、どこに行こうか?

まず絶対に乗りたかったのが、宮崎に新しくできた観光列車・「海幸山幸」。

長崎在住の私にとって宮崎は遠く、これに乗ろうとすると必然的に2日目が海幸山幸に乗る日となり、その後の帰宅ルートも自動的に決まる。長崎にその日のうちに帰るためには最終便を使ってギリギリなので、他にルート選択の余地がない。

というわけで、先に2日目の予定が決まった。


2日目のルート
・宮崎⇒南郷 〜海幸山幸 (11:10⇒12:53)
・南郷⇒宮崎 〜海幸山幸 (15:45⇒17:21)
・宮崎⇒鹿児島中央 〜きりしま13号 (17:36⇒19:36)
・鹿児島中央⇒新八代 〜つばめ66号 (20:13⇒20:59)
・新八代⇒鳥栖 〜リレーつばめ66号 (21:02⇒22:25)
・鳥栖⇒長崎 〜かもめ51号 (22:29⇒23:55)


では一日目はどうするか?
最終的に宮崎に向かえばよい、ということだけが決まっているがそれ以外は自由。

無数の選択肢があり、乙女のように悩んだが
大雑把な部分だけ決めた。


1日目のルート

・「ゆふいんの森」に乗って大分を目指す。

・「ドリームにちりん」に乗って宮崎へ。


「ゆふいんの森」というのは、前回も乗った素敵観光列車だ。ビュッフェが付いていてワインとか地ビールが飲める。

「ドリームにちりん」は博多を22:52に出て翌朝6:25に宮崎に着くという、九州で唯一となった夜行列車。途中、真夜中に大分で2時間ほど停車する。寝台車ではない。

いろいろと興味深い列車だが、2日間乗りっぱなしの旅でその上イスに座っての車中泊は、楽しさを通り越して苦痛になりはしないだろうか?と思い、迷っていた。


最終的に今回乗ったルート。
緑が1日目で赤が2日目。青は両方。 (別ウィンドウで表示

迷ったけど結局乗ることにした。大分から博多へ向かい、そこからまた戻る感じで宮崎へ。ドリームにちりんで7時間43分…。

はたして最後まで自分は楽しめるのだろうか?
途中で飽きたりお尻痛くなったりしないだろうか…?

(記事も長いよ!)

「なう」を連発

というわけで、出発。
まずは朝7:30長崎発の特急「かもめ」に乗り、博多方面へ。
鳥栖で「ゆふいんの森1号」に乗り換える。


7:30 長崎駅を出発

当日は、リアルタイム更新も行った。 (⇒ こちら

その最初の一言は、

7:30長崎発かもめ6号なう

流行りのツイッター風に、語尾に「なう」をつけて、予定通りかもめに乗ったことを示している。

旅に出ると、人はなぜか自分が今どこで何してるかを誰かに知らせたくなるものだ。

知らされた方としては、そんなことを知ったからって
「だからどうした?」
以外の何ものでもないのだが、
それとは裏腹に、旅に出るとどういうわけか
自分の実況中継をしたくなる人は多い。
(私がそう)

バタどらとコーヒーのセットを購入
ワゴンサービスのかたが、あそ1962に乗った時と同じ客室乗務員の かただったので、思わず声をかける。JR九州の接客レベル超高い。 肥前鹿島なう

かもめに乗る時の楽しみ。

ここで大好きなバタどらとコーヒーのセットを買った。

客室乗務員の顔とか覚えているものなのか?と疑問に思われるかもしれないが、「あそ1962」では、客室乗務員のかたが、歩いて鉄橋まで案内してくれたり、記念撮影をしてくれたりと、普通の客室乗務員の枠にはとらわれない活躍ぶりだったので覚えていた。

で、思わず声をかけたわけだが、すると
「どちらまで行かれるんですか?」
とか、
「楽しんで来て下さいね。」
といった温かい言葉をかけてくれ、JR九州の接客レベルの高さに改めて感心。ということをリアルタイム更新で報告した次第。



佐賀を過ぎる
とりあえず、現時点では楽しい要素しかないな。

列車はやがて佐賀を通過。
客室乗務員のお姉さんの気持ちの良い応対を思いだしつつ、バタどらとコーヒーに舌鼓を打つ。車窓には流れ行く景色。

これから2日間にわたり、ひたすら電車に乗り続ける。もしかしたらもう椅子に座ってること自体が苦痛!みたいになるかもしれないけど、少なくともこの時点では楽しい要素しかない、という気持ちを詠った句である。  (句じゃなくてつぶやき)


8:59 鳥栖着

鳥栖着
iPhoneで写真にジオタグつけるのってどうやるんだろう?

8:59 鳥栖に到着。

今回は、iPhoneポメラを使って道中のメモおよびリアルタイム更新をおこなった。

が、買ったばかりのiPhoneにまだ慣れてなく、その後もiPhoneとの格闘は続くことになる。


今回はノートPCの代わりにポメラとiPhoneを投入。

ポメラには、リアルタイム更新でつぶやいていた以外にも、だらだらしたメモを残していたが、後で読み返してみたらあまりにも冗長すぎたので割愛。 一例を挙げるとこんなん。

天気予報では晴れのち曇り。最近ずっと天気予報に勝ってるので、今日も一日中晴れだろう。予報だと明日は雨だが、これもいい天気になるに違いない。天気予報とは、勝つか負けるかの勝負なのだ。

後から冷静につぶやきを振り返るのは少し恥ずかしい

鳥栖駅で、博多から来た「ゆふいんの森」に乗り換える。


9:42  ゆふいんの森1号

ゆふいんの森なう!

ゆふいんの森は乗車する時にとてもワクワクする。
その興奮をツイートしたわけだが、文字だけ見てもワクワク感はまったく伝わらないので、聞かされた方はそれこそ
「それがどうした?」
であろう。


ドアが開くといきなりこんな階段がある。

ハイデッカー車といって床の位置が少し高く、その分眺めもよい。

写真を見れば、
「ああ、これなら『なう』とか言いたくなるかなぁ。」
と理解してもらえるんじゃないかと思う。


ゆふいんの森の車窓から

ゆふいんの森が超ゆっくり走ってる。
ワインでも飲もうかな。

ゆふいんの森は、久留米くらいまですごくゆっくり走っていた。
車内にはビュッフェがあり、他の車両に比べて食べ物が充実している。

が、時間的にまだ早かったので、この時はメニューを眺めてにんまりするだけにとどまった。


にんまり。

JR九州の観光列車は、客室乗務員さんが記念撮影に回ってきてくれる。


カップルや女性同士の旅行客の場合、「素敵な思い出を残そう」的な楽しい写真タイムとなる。

一方、一人旅の者や、仕事でたまたま乗ったような人は記念撮影をパスすることが多い。私なんかもパッと見、絶対撮らないタイプの典型に見えるだろうが…


よろこび勇んで記念撮影。

しかも通常のデジカメ以外に、リアルタイム更新用にiPhoneでも撮ってもらった。iPhoneでの撮影に慣れてない客室乗務員さんは、3回も撮り直してくれた。


ガタンゴトン

切り株山


男は黙って機関車庫

やがて列車は豊後森駅に到着。


11:00 豊後森着

由布院まで乗る予定だったが、
温泉よりも男ならこっちだろう、と急遽ここで降りることに。

↓これを見るために。


駅を出てすぐのところにこれがある。

豊後森の旧機関車庫

↓その時のつぶやき。

ブンゴモリー
機関車庫なう!

ちなみに「赤毛のアン」の作者はモンゴメリ。



ずっと前から一度訪れたいと思っていた、
豊後森駅の円形機関車庫である。


童話号と
ハリボテのゆふ森がスタンバイ。

夜はライトアップしてるんだろうか? 夜にも訪れたい。

かっこいい。

こちらは豊後森の自転車庫。

30分ほどで見学完了。次の列車を待つ。


豊後森は童話の駅とのことで、
味わい深い駅でした。

今度はゆふいんの森3号に乗って大分へ (11:58)

至福のひととき

昼時になったので、列車に乗るやいなやビュッフェでビールと生ハム、あと弁当を買った。



再びゆふ森で、今度は大分に向かいます。
たぶんiphoneの電池切れる

この時の更新はなぜか写真と文がバラバラ。
いろいろなことを一度に伝えようとしている。

ずっとiPhoneをいじりながら来たため、この時点で早くも電池が切れそうになった。まだまだ旅は前半戦。しかも今夜は車中泊の予定だというのに…。


じゃーん! ゆふいんの森弁当 

オープン!

ゆふいんの森弁当は野菜が豊富、ヘルシーでいい。

ビールのつまみも、安易に揚げ物でない点がいい。
ピクルスは前回乗った時は私の腹具合がおかしくて匂いを嗅いだだけでダメだったけど、今回はすごくうまい!
家に帰ったら自家製ピクルスを作ろうとすら思った。


ハムとベーコンとピクルスのセット。

ビール2杯目
もうこのままずっと乗りっぱなしでいいなぁ。

誰でも自由に座っていいミニサロンなどもある。

ゆふいんの森1世もまたいいなぁ。

ゆふいんの森には、71系と呼ばれる「ゆふいんの森1世」と、72系の2世とがある。豊後森まで乗ってたのが2世で、後から乗ったのが1世。

1世の方が型は古いが、雰囲気の良さでは2世にまったくひけを取らない(むしろいいくらい)。


ゆふいんの森1世の車内。

ビュッフェの横にあるサロンはおばちゃん達に人気だった。

4人用のセミコンパートメント。

ほとんどの乗客が由布院で降り、そこから先はガラガラだった。

13:13 大分着 (もう着いちゃうのか〜)

大分駅

大分ばい。

九州を駆け回ってる気分になり、
ここで語尾に付ける「なう」が「ばい」に変わった。

この後、ちょっと迷走する。

 

降りると途端に何がしたいのかわからなくなる



iphoneの電池対策として、写真のような物を買った。しかし、間違って単3電池を買ってしまった。しかも10本だ。

大分市内にて電気屋を探し、上のようなものを買った。
が、電池を間違えて買ってしまい余計な荷物を増やした上に、正しい電池を入れても思ったように充電してくれない。(電圧が弱かった)


路線バスに乗った。

正解は大分から真っ直ぐソニックに乗って博多に向かうだったなぁ。バスで別府に向かってるなう。

その後、路線バスに乗り、大分と別府の中間くらいにある「海たまご」に向かったのだが、時間が中途半端だったので中には入らず周辺をぶらぶらしただけでまたバスに乗り、別府へ。


別府駅のホームは、なぜか水道が充実していた。

ソニック! (15:47 別府発)
 

別府から青いソニックに乗りました。
博多に向かいます。

まるで純正品のようなiPhoneとのマッチぶり。

ソニックでコンセントを借りられた!(車掌さんに確認済) 。これでようやくちゃんとiphoneが充電できる!

ソニックにはなんとコンセントがあり、車掌さんに確認してみたところ使ってOKとのこと。

そう、さっき電気屋を探してまで買う必要なんてまったくなかったのだ。


ソニックは座席と座席の間が広かった。

17:57 博多着

しかしそれにしてもソニック(883系)はかっこいいなぁ。

到着
博多なう!

ソニックの素晴らしさに感心しつつ、ウトウトしてたらあっという間に博多に到着。



この後は、22:52発の宮崎行きドリームにちりんに乗車する。
が、それまでまだだいぶ時間があるので…



博多で
作家の三崎亜記さんと飲んでるなう。

博多在住の作家・三崎亜記さんに連絡を取り、飲みに行った。
三崎さんは忙しい人なのだが、この日はちょうど新刊の準備が終わり一段落ついたところで付き合ってくれた。


めちゃめちゃうまかった。(博多にも一口餃子があることを知った)

ドリームにちりんは指定がいっぱいで取れず自由席だったので、博多駅には少し早めに向かうことにした。

のはずだったが、後で写真の時間を確認したら
駅に着いたのは15分前だった。


わりと並んでるぞ。(博多駅 22:40)

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