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フェティッシュの火曜日
 
ワークショップでバネ作ったり宇宙に行ったり

 

取材記事なのに宮城さんをフィーチャーしすぎではないか、という意見には平謝りで答えるしかありません。だって面白いもん

宮城マリオ先生の登場

さて、ここまで宮城さんと一緒に行動するようすをお伝えしてきたが、実はこの日、僕は宮城さんと一緒に取材に来たわけではない。たまたま会場で出会ったのだ。

というのも、宮城さんはこの日のイベントの出演者。本業のエアギタリストとして、エアギターワークショップの先生をしにきていたのだ。もちろんその様子も見に行った。


ワークショップが始まる前、10分ほど早く宮城マリオ先生登場。子供たちとのフリートークが始まる。


宮城「ワークショップの前に、なにか質問があれば僕まで!」
こども「なかったら?」
宮城「なかったら…、始まるまでその辺でブラブラ…」
想定外の答えに急にしどろもどろになる宮城さん


宮城「お嬢さん、今日はどちらから?」
みの化する宮城さん
こども「言いたくない」
宮城「そう。ちなみに僕は赤羽から!」
そういう切り返し方もあるのか

宮城さんの自由奔放さは当サイトでもさんざん披露されているところであるが、子供と宮城さんのやりとりは、自由vs自由、という感じでツッコミ入れる隙もないスピード感。

そしてワークショップがはじまる。


まずは一曲エアギターを披露する宮城マリオ先生。
こどもの顔は見えないけど空気だけで伝わってくる「唖然」。
しかしその次の瞬間…

宮城さんの帽子が落ちた!
この瞬間、「ギャー!」って会場がパニックに


ひとしきり騒がれたあと、こどもに帽子をかぶせてもらう宮城さん

いきなり現れたおもしろROCKおじさんに最初は唖然としていたこどもたちも、帽子事件を境に、だんだん宮城さんの動きに釘付けに。

時間がたつにつれてどんどんノッてくる子供たち。動きと表情だけでグイグイ子供たちを引きつけていく宮城さん。


だってこの顔だもん

ワークショップでは準備運動から始まり、基本的な動きから(ギターを持つところ、ストラップを首にかけるところ…)、表情づくり(楽しそうな表情と、辛そうな表情をくみあわせろ!)、そして大技(エディ・ヴァン・ヘイレンジャンプ、ギター破壊!)まで。

もうひとりの講師、かながわIQさんの説明に合わせて、宮城さんが動く、動く。


両腕を高々と掲げ、子供たちをあおる宮城マリオ先生

全員でギター破壊!!(エア)


そして取れる帽子
お母さん席から「やだぁー」の声が漏れた

青い服の子はギターを壊す動作が気に入ったらしく、曲のあいだ延々ギターを破壊しまくっていた


ワークショップ終わる頃には子供はみんな半狂乱、保護者までひっくるめて、全員「すごいもの見た」感じの顔になっていた。


冒頭に載せた写真はこの直後でした。髪が濡れ、肌がしっとりしているのはそのためです。

 

 

おまけ:子供になんか聞かれて「すいません、わかりません」って答えた宮城さん
ステージおりると低姿勢なところも好感度高い

 

 

 

 

野菜は10種類くらいあったかな

ふりかけ作ろうぜ

さてさて、時間の関係で自分は参加できなかったワークショップにも、面白いものがたくさんありましたので駆け足でご紹介。

まずこちらは、自分の好きな粉を組み合わせてふりかけを作るワークショップ。

ゴボウや野沢菜など、いろんな野菜の乾燥したものが並べられていて、こどもたちは自分の好きな野菜をブレンドして、すりつぶしてふりかけを作ります。


野菜はこんなの。奥の紙には栄養価なんかの説明が書いてあって
こどもは「元気になるふりかけ」みたいに自分なりにコンセプトをたてて素材を選ぶ。それを通して栄養について考えることができる

こどもによって全然違うふりかけができてました。こんなのや

こんなのもありました。(って妙に説明があっさりしてるのは何入れたかきくの忘れたからです)

 

 

ピンクの部屋

次はピンクパーティーというブース。

言葉で説明するよりも、まずは写真を見てください。


ブースの一角にある小部屋にて、ある儀式が行われます
その儀式で授与されるのが、このピンクのめがね

ピンクのセロファンでできているので、光が全部
こうやってピンク色に見えるんです。

このピンクに染まった光のなかで30分間、ゲームを楽しむ。色つきメガネってアイデアはシンプルだけど、実際かけてみると、ピンク一色に染まった視界は思った以上に新鮮。

元の色によってはメガネをかけてもピンクにならないものもあるそうで(青いものとか)、部屋中がきれいにピンクに見えるように、照明なんかにも気を遣っているそうだ。だから部屋の中は薄暗いのだけど、それがまたミステリアス。

ひとしきり遊んで、ピンクに薄暗くなった世界に目が慣れてきたころ、とっておきのフィナーレ。


閉めていたカーテンを少しづつ開けると、外から強い光が差し込んで、一気に部屋がピンクの光で満たされる

この光がバーって広がる感じ、日の出を見てるみたいな感動がある。そして部屋が明るくなることで、さっきよりもよりピンクの強くなった世界がひろがる。これは子供じゃなくても「おおっ」と思う体験。

主催者のなおやマンさんに少し話を伺ったのだけど、このワークショップを考えたきっかけは「ピンクが好きだから」とのこと。本人の所持品はスーツケースやら傘やら、ピンクのものが揃っていた。


車までピンクだそうです


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