そんなにいやならぼくがひきとるよ
いやもう、ほんと、たまらない。すてきすぎてむずむずする。
で、この古川という川は、上流が渋谷川という川。以前その源流を求めて三土さんが聴診器片手に訪ね歩いていた、あの川だ。DPZにとって因縁の川というべきだろう。
なんといってもこの古川、ぼくにとっては、ジャンクションをアクセントとしてずっと首都高の高架下である点が得難い。すてきだ。
もともとぼくはクルーズにはさほど興味がないのだが、こういう高架下となれば話は別だ。いわゆる青い空の下のどかな田園風景をゆく流れ、なんてものにはなにも感じないが、高架が覆っている川はかっこいい。なんでみんな嫌うのかさっぱりわからない。そんなにいやならぼくがひきとるよ。
橋くぐるのってなんでこんなにたのしいの
手こぎボートじゃないと行けない狭い水路となれば、その醍醐味は「サイテー」な橋をくぐる瞬間にある。今回おもしろかった橋くぐりのひとつが、いろんな橋がぎゅっと詰まったドボク橋梁地帯だ。
山手線、京浜東北線、新幹線に加え、東京モノレール、ペデストリアンデッキ、水管橋などまでを一気にくぐり体験できる。これはすごい。それらの上を首都高が直交するのだからその迫力たるや。
船からではなくては見えない、橋桁の素材や造作のちがいも鑑賞できて、いちどう感嘆の声を上げていた。