確かにこれは「のどごし」だ!
「のどごし」というのは、そもそも日本のビールのひとつの指標だ。日本人が好むビールの要素だとも、よくいわれる。それをパンに求めたというのはけっこうすごい。
ただ、“キリン のどごし 生”がビール系飲料のなかでもかなり低価格帯で勝負しているのと違い、食パンの方の“のどごし”は今回一番高価なパンだった。味はどうか。
「……? 味があまりないみたいですね」
「口どけはすごくいいです。キメは荒いんだなあ」
口に残るような後味がなく、スッキリしている。そういう意味で「のどごし」は確かにとてもいい。味という とっかかりがあまりなく、スカッとして後に残らない。
そういう意味でもちょっとビールっぽいかもしれないぞ。味にとっかかりがないというところは、そうだ、“キリン のどごし”に似てる!
今回のパンの中では一番高価なはずなのに名前の通り“キリンのどごし”に似ているという結果が出てしまった。
ビール的にいうともうこの下の価格帯はあまり存在しないわけだが、袋食パンはここから先、大丈夫だろうか。 |