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はっけんの水曜日
 
自分で料理できる居酒屋

基本的な食材はだいたいある。
夢のふくらむ冷蔵庫

厨房の奥にウォークインの冷蔵庫がある。
ここに立っただけで無限の可能性を感じる事ができる(酒のつまみにおいてだけど)。
あらかじめざっくりと何を作ろうか考えてはいたが、使う食材はすべて入っていた。

ちなみに食材の持ち込みは絶対NGです(当たり前すぎる事言ってしまった)。

肉ゾーン。

腕を振るうみなさん

玉置さんは焼きそばを、斎藤さんはチンゲンサイと豚肉の炒め物を作っていた。


さて何を作ろう、と食材を眺める斎藤さん。
その後、あざやかに鍋を振る斎藤さん。写真を撮っていたら「やべー。この記事でもてちゃうなー」と言い始めた。
料理といえば玉置さん。いきなり焼きそばっていうのが男らしいです。
Yさんはじゃがいもの薄切りをオーブンへ。それだけですでにおいしそう。

調味料もほとんど網羅していて、すべて無料。面倒な時は野菜を切って好きな調味料をかければ安いおつまみができる。


そこかしこに居酒屋らしからぬ注意書き。

 

店員さんはたったの二人(おやじ含む)

厨房にはおやじの他にもうひとり店員さんがいる。これだけ広いお店に店員がたったの二人・・・!
それで回るのだから、たしかにかなり人件費削減になっているのかもしれない。
お二方ともいちげんさんの私たちを何かと助けてくれるので、わからないことがあっても困らなかった。

「初めてのお客さんも沢山くるでしょうけど、注意点とか使い方とか、同じことを何度も説明しなくてはいけないのは手間じゃないですか?」と、若い店員さんにきいてみると、「いえ全然。皆さん一回言えばやってくれるし、仲間うちで教えあうようにやってもらってるので一人に言えばOKですから。」と、心の広い答えが返ってきた。
逆に考えれば、そういう簡単なルールを守れないような人は自分で料理する店なんかには来ないのかもしれないが。


焼きそば一玉60円、キャベツ60円、豚肉260円、ザーサイ120円、にんにく30円など。
お酒を飲みながら料理はOK。キッチンドランカーの集う店。

皆で料理中、斎藤さんが見あたらないと思っていたら、一人で席で食べ始めていた。

「ぼくのこれ冷めたらまずいと思って」

つぎつぎと料理が出来上がり、テーブルに並べられていく。食卓としては当たり前の事なのだけど、外飲みなんだよなと思うと面白い。すっかりホームパーティー気分だった。

玉置さんの焼きそばと尾張さんのだし巻き卵。
Yさんのポテトピザ。

誰かの家でパーティーしているみたいで楽しい。

隣のお客さんのチーズフォンデュ。「素があるから簡単に出来ました。あとは野菜とかを切るだけなんで」と言っていた。次はこれやろう。

 

荷物をおいたらまず厨房

ここで遅れてやってきた宮城さんが、いそいそと厨房に入っていった。
飲み会で遅れてきた人がまず厨房に入っていく。なかなか見ない光景である。


何を作っているんだろう。
チャーハンだ!
スマイル宮城さん。

大きい家にいる感じ

宮城さんはチャーハンにこだわりを持っているらしく、パラパラでとても美味しかった。

みんなが得意料理を披露しあう事だけで、とても面白い遊びになっている。
その上ドリンクの値段も家飲み程度なんですよ。いやあ、楽しいな。

 
斎藤さんが4コマ漫画を描きたいといって店員さんに紙をもらっていた。なぜか漫画を描き始める二人
今ならこれがお店のどこかに貼ってあるそうです。

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