季節はもうだいぶ春めいてきて、朝方でもエアコンが必要ないぐらい暖かくなってきた。 でも僕は足下が冷え性なのでいまだに湯たんぽを使ってる。
ただ最近暖かいこともあり、横着して2日ぐらいお湯を取り替えないことがある。 そんな折こんな噂を耳にした。
湯たんぽのお湯をずっと替えないと赤くなるというのだ。
(小柳 健次郎)
少しずつ成分が溶けているらしい
その噂は人から又聞きしたものなので詳細は分からないのだが、 どうもポリエチレン製の湯たんぽにお湯を入れると成分が溶け出すため 色が付くらしい。
それが1日や2日なら目に見えるほどの変化はない。だが2週間も替えずにいるとそれはもう真っ赤になるらしい。
確かにこうやって白い紙を背景にすると、ほんのり赤いような気がする。 やはり成分が溶けてるのだろうか。
しかし単に光の加減でそう見える可能性も否定できない。 ここはやはり2週間お湯を入れっぱなしにして実際に検証してみることにした。
14日ぶりに湯たんぽから出したお湯は、本当に赤かった。まるで上品な葡萄酒。実際2週間も放置してたお湯だからなにがしかの発酵はしてるかもしれない。
赤くなり始めるのがハッキリと目に見えてくるのは4日目以降の様子。5日目はそれほど変わってないが、14日目には完全な赤。どうやら5〜14日目の間に劇的な変化があるようだ。
なおその間の写真がないのはお湯がなくなってしまうと困るからで、決して面倒だったわけではありません。
成分が溶け出しているのかは疑問
赤くなるのは本当だった。しかし湯たんぽの成分が溶け出しているというのであれば湯たんぽは使う度にちょっとずつ薄くなるはずだが、いまのところそういった兆しはない。
何十年も使い込めば湯たんぽがペラペラになるのか。それともなにか他の化学合成でも起こってるのかは分からないが、とりあえずお湯はこまめに替えようと思います。