世の中には名前がついていないものがたくさんある。今回ご紹介する、ある種の階段にも名前がない(と思う)。こんなにすてきなのに。
しょうがないので、ぼくが命名しよう。これを「ボトルネック階段」といいます!
すてきだぜ!「ボトルネック階段」!
(大山 顕)
階段の途中で狭くなる
じつはこの「ボトルネック階段」、こどものころから気になっていた。
この階段を行くと、わくわく感とおっくうな感じとが入り交じる心持ちになったものだ。そしてこの感情にも名前がない。
で、上の写真をごらんいただきたい。これが「ボトルネック階段」だ。
この階段の途中でくねっと曲がる。そして細くなる、これ。いいよねー!なんかぐっとくるよね。こないですか。おかしいな。
ワインなどのボトルの、首のところで狭まる、あそこの部分をボトルネックというのだが、ふつうはあまりよい意味では使われないようだ。ボトルがかわいそうだ。
この記事がもとになってよい意味でも使われるようになってほしい。だってこんなにすてきだし。
苦労の末のボトルネック
さて、このすてきなボトルネック階段。おどろいたことに、これはボトルネック愛好家を楽しませるためのものではなく、やむなき事情でこうなっているようだ。
地上をみればその「やむなき事情」がよくわかる。
まあ、でも個人的にはなんでボトルネックになっているのかにはほんとうはそれほど興味がない。とにかくくねっとなっているのがすてき。それだけを愛でたい。
最初は見た目から。その生い立ちや性格はおいおい分かっていけばいいのだと思う。交際のきっかけとはそんなものだ。
なんの話しだっけ。