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ちしきの金曜日
 
地下鉄の「ボトルネック階段」がすてき


これはかなりすてきな「ボトルネック階段」!

世の中には名前がついていないものがたくさんある。今回ご紹介する、ある種の階段にも名前がない(と思う)。こんなにすてきなのに。

しょうがないので、ぼくが命名しよう。これを「ボトルネック階段」といいます!

すてきだぜ!「ボトルネック階段」!

大山 顕



階段の途中で狭くなる

じつはこの「ボトルネック階段」、こどものころから気になっていた。

この階段を行くと、わくわく感とおっくうな感じとが入り交じる心持ちになったものだ。そしてこの感情にも名前がない。


地下鉄構内から地上に出る階段。その多くがこうやってとちゅうでくねっと曲がりつつ細くなる。これです!これがいいんです!

で、上の写真をごらんいただきたい。これが「ボトルネック階段」だ。

この階段の途中でくねっと曲がる。そして細くなる、これ。いいよねー!なんかぐっとくるよね。こないですか。おかしいな。


これ。この台形がすてき。強調するために写真に赤をのせてみたら期せずして緋毛氈を敷いたようになった。
ぼくの心情的にはまさにレッドカーペット。

上からも鑑賞する。向かって右側の大胆な狭まりぐあいだけでなく、左もびみょうにくねっとしている点もお見逃しなく!

ワインなどのボトルの、首のところで狭まる、あそこの部分をボトルネックというのだが、ふつうはあまりよい意味では使われないようだ。ボトルがかわいそうだ。

この記事がもとになってよい意味でも使われるようになってほしい。だってこんなにすてきだし。

 

苦労の末のボトルネック

さて、このすてきなボトルネック階段。おどろいたことに、これはボトルネック愛好家を楽しませるためのものではなく、やむなき事情でこうなっているようだ。


歩道の幅確保のために狭くなっているのだ。ご苦労様です。あと、点字ブロックも迂回に苦労している。みんな苦労している。不況のせいか。

地上をみればその「やむなき事情」がよくわかる。

まあ、でも個人的にはなんでボトルネックになっているのかにはほんとうはそれほど興味がない。とにかくくねっとなっているのがすてき。それだけを愛でたい。

最初は見た目から。その生い立ちや性格はおいおい分かっていけばいいのだと思う。交際のきっかけとはそんなものだ。

なんの話しだっけ。


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