やっぱりレンジは簡単だけれど
知らぬ間にレンジはご飯まで炊けるようになっていたようだ。これがちゃんとおいしいのであれば会社のレンジで焼き魚焼いて給湯機で味噌汁作って、ちゃんとした食卓が出来上がるぞ。
洗って水に浸しておいたお米と同量の水を入れてレンジにかける手間としては炊飯器と変わらないが、出来上がりが早い。約10分ちょっとで炊きあがる。土鍋で炊くのと同じくらいか。
炊きあがってしばらく蒸らし、ふたを取ってみる。だがあの炊きたて特有の粒がキラキラした感じや、ふわっと広がるお米の甘い香りはない。
炊飯器って結構時間かかるのね。
レンジで炊いたものと同じお米で炊飯器でも炊いてみる。セットしたらあとはボタンを押して放っておくだけ。自宅では炊飯器が壊れていつもは鍋で炊いてるだけに便利さが身にしみる。
久しぶりに使って便利さと共にちょっと時間がかかるんだな。ということにも気づいた。約20分強だろうか、レンジや鍋の倍位の時間がかかった。
差は歴然
さて双方炊けたので食べ比べてみる。茶碗によそう時点で違いがはっきり。炊飯器のほうはふっくらもちもちしているのに対してレンジは固く、ぼそぼそしている感触。
食べるとそれがより一層明らかに。炊飯器のほうは柔らかく、ご飯の甘さがしっかりと広がる。レンジの方も芯までちゃんと炊けてはいるのだが固く、あまり味を感じない。
ご飯の固さに好き嫌いはあるが、これは好みを超えておいしさに絶対的な差があるように感じた。固いご飯が好きなら炊飯器で炊いて水を調整した方がいい。
僕が買ったのは100円の容器なのだが、もっと高いレンジご飯容器もあった。そちらならまた別の結果になるかもしれない。
関西人のお好み焼きにかける情熱は異常
最後に登場はレンジでお好み焼きが作れるという容器。今までご飯や焼き魚、豆腐がレンジで出来ると言っても、へー。位の反応だった友人たちだがレンジでお好み焼きが出来ると言ったら関西出身の友人が
「そんなん出来るわけないやん!」 「お好み焼きは無理やで!」
と、イメージの中の関西人まんまのリアクションをしてくれた(素で)。関西在住だが出身が別の友人や僕はそんな風には思わない。焼き魚の方が無理っぽいだろう。なんだこの違い、お好み焼き好きすぎだろう。
レンジ=簡単ですね
ここまで読んでくれてる方ならおわかりだろうが、レンジの方が作るのは簡単だ。容器に入れてレンジにかけるだけなので難しくしようがないともいえる。
あの状態がお好み焼きに!?やり始めてみると今回が最も心配だった。だって、あれがどうなってお好み焼きになるのかわからない。でもどうしようもないので説明書の通りにやった。
もちろん比較としてホットプレートでも焼いた。レンジでは3分半で出来るがこちらは15分位と4倍近い時間がかかり、しかもひっくり返す時に崩れてしまった。でも、みんなでやるお好み焼きって楽しいね。
見た目は全くの別物だ
さて、両方できたので写真をどうぞ。
出来上がったのでふたを取って驚いた。なんじゃこりゃ。お好み焼きとは似ても似つかない、鮮やかな緑が芽吹いていた。春だ。
説明書にはこれをひっくり返して完成と書いてあったのでひっくり返すがやっぱり違う。生地は白いしキャベツの緑が鮮やかすぎる。キャベツクレープといった見た目。しかもソースがけ。
味も別物
同じもので出来てるんだから食べれば味は同じだろうと食べてみる。ホットプレートの方は表面カリッと、中はふっくらしていてキャベツの甘さとシャキッとした食感がおいしい。
対してレンジは皮がもちっとしていてキャベツに食感は感じないが甘さがとても強い。素材が全て一体となってる感じ。同じ材料なのに本当に全く別の料理になっている。
お好み焼きとは別物だが、こういう料理として予想以上においしいレンジお好み焼き。これはこれでアリだわ。と言うと、関西出身の友人は絶対に認めないと断固拒否。関西人にとってお好み焼きってなんですか。
レンジ調理器具いえばパスタが一番有名だと思うのだが色々試してみてそれはパスタが一番遜色なく調理出来るからだとわかった。
他のものはやっぱりどこかで劣っていたり違う感じになったりするためにどうしても一般的にはならなさそう。でもレンジの手軽さ、早さはやっぱり魅力でレンジの方が適しているという場合もあるだろう。なんでも道具は使いようだね。