素材を変えてみる
ポリ袋では熱に耐えられず溶けてしまった。本物の熱気球はナイロン等で出来ているらしいが、空気が漏れないように縫うのは凄く難しい。さて、何で作ろう。
軽くて熱に強くて加工しやすいもの。そこで思いついたのは紙。 紙は燃えやすい気がするがポリ袋よりは遙かに熱に強い。
折り紙を買ってきた。不格好でもゴミっぽくならないだろうという目算だ。これを両面テープで貼り付け、空気が集まる様にする。もちろん一番初めに使うのは金色の紙だ。大人なので躊躇無く使う。
はい、出来た。これも簡単。バルーン型にはならず箱型ではあるが色使いが凄く気球。気軽に気球を作ろうと思ったのにまさか本物とこんなに近づくとは。
空への距離は誰もが同じ、向かう道も同じ道。ならば気球の色使いが似るのは必然か。これは、期待出来る。
飛べ、気球!
先ほどと同じシステムでライターを付ける。すると更に増す気球感。
ライターに火を付ける。先人が歩んだ道をなぞり空を舞え。空気が暖められて折り紙に入っていく。触った感じ先ほどよりもかなり熱い。
かなり大きくないといけないみたい
ここでやっと気球について調べた。遅い。遅いね確実に。何となく出来るだろうという甘い考え。気球を、空をなめるなと言いたい。
そして分かったことは、ポリ袋が溶けるほどの高温にする必要は無いが温かい空気の浮力はそれほど強くは無く、何かを浮かばせようとした場合かなり多くの量がいるようだ。
ならばと、ゴミ袋に先ほどの装置をセットした。あぁ、確かに気球ってふくらむ部分と下の部分の比率この位だわ。これだけ空気があれば確かに飛びそう。
さぁ飛ばそう。凄い勢いでふくらんでいく!
と、いうのはドライヤーを使っているから。しおれたままでは空気が暖められないのでまずは空気を入れて暖めるのだけどドライヤーを抜くとすぐにしおれて元通り。
やはり100円ライターの火力では無理があるか。