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フェティッシュの火曜日
 
スリバチ歩きのたのしみ

2.詳しい人がいっぱいで楽しい

一人で歩いていると、何かを見つけてもあれは何だろう?で終わってしまう。でも今回まわりにいるのは、それぞれ何かの分野に詳しい人ばかりだ。

たとえばこの方。


東京スリバチ学会副会長の石川さん

石川さんはGPSで地上絵を描いたりすることでも有名だけど、とにかくその地理や地形に関する造詣の深さがハンパでない。

「地層は1メートル1万年と言われてます」

石川さんとは以前横浜でお会いしてちょっとだけ街中を一緒に歩くことができたのだけど、その短い間でも足元の下水道や横浜の建築の特徴について教えてもらって感動したのを覚えている。

そしてこちらは木村さん。


植物のことは木村さんに聞け

ぼくはつねづね、街中を歩いていて木や花の名前がぱっと分かるようになることに憧れるのだけど、彼はそれを仙人のように体現する人なのだった。


「これは?」     「チョウセンレンギョウ」

「これは?」      「サンシュユ」

聞けばすぐに答えが返ってくる。

少年向けのマンガとかにこういうのってあると思う。それぞれは何かひとつの能力しかもってなくて、チームで協力することで大きな敵を倒すみたいなパターン。スラムダンクでいうと、スリーポイントなら三井君、リバウンドは桜木君みたいな感じだ!

一方のスリバチ学会の場合は、花のことなら木村さん、それから階段のことなら松本さん、だろうか。大きな敵は倒せそうもないけど。


東京の階段に詳しい松本さん

「東京の階段」という本の著者で、NHK「ブラタモリ」の最終回にも出演して六本木の階段について解説していた松本さん。

さっきまで一緒にいたはずなのにいないなーとおもって辺りを見回すと、


やっぱ階段見に行ってた!

本隊が進んでいっちゃってもかまわずにまずは階段チェックする松本さん。同じ街歩きでも、参加者のそれぞれの興味の対象が微妙にちがってたりするのが、また面白いなと思う。

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