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ロマンの木曜日
 
駅チカお手軽車両基地めぐり


神の視点で車両基地を鑑賞

線路がぐちゃぐちゃに分岐したり、電車がずらりと並んでいる車両基地がかっこいい。

少し前に、ふつうの人とはずいぶん違う入口から鉄道趣味界に足を踏み入れました。

その後、いろいろな基地を見たくて各地をまわっているのですが、やっぱり見やすい基地にはなかなか出会えません。そんなとき、身近ですごくお手軽に基地を見られる方法を思いついてしまいました。

萩原 雅紀



手軽に、かつ確実に基地が見たい

まず「車両基地を見るってどういうこと?」という方がいたら、僕が以前に書いた「車両基地めぐり」「車両基地のここがすごい」という記事を読んでみてください。

ふつう車両基地は観賞用にできていないので、実際に行かないと外から見えるのか分からないところが多く、行っても満足な基地ビューを望める場所は決して多くないのです。数キロある基地のまわりを1周歩いても収穫ゼロ、という経験も、いままでに何度もありました。


すごく大きな基地だけどどうしてもフェンスが邪魔
九州まで行って基地が駐車場になってたこともあった

もっと手軽に、かつ確実に車両基地を見たいと思ったとき、ふと閃いたのです。そうだ、遠出しなくたって、車両基地はもっと身の回りにたくさんあるんじゃないか。

さっそく基地のありそうな場所をいくつかピックアップ。条件は、駅チカで間近から基地の全景を眺められるところ。

まず出かけたのは、この眺めがあまりにも有名なあの施設。


この光景を見たら思わず「おおっ」と声が出た

そう、大宮の少し先にある鉄道博物館!僕は初めて来ました。日本中の鉄道ファンが熱狂したオープンからいつの間にか2年半が過ぎていましたが、平日の昼間に出かけたこの日も、館内は多くの人で賑わっていました。

さて、今回は鉄道博物館の吹き抜けから見下ろして、下に並ぶ展示車両を見て「車両基地だ!」などと言うわけではありません。ちゃんと現役の車両基地がこの中にあるのです。

なんて、遠回しな言い方で引っ張りましたが、気づいている人は既に気づいていると思うので種明かしします。
これだ!


子供が完全に意識を持ってかれてる

鉄博の車両基地

大宮の鉄道博物館に限らず、こういう鉄道系の展示施設にはたいてい巨大なジオラマが据え付けられていると思います。きっとこの中に模型の車両基地があるはず!

と思って息巻いて来たのですが、ジオラマの目の前は立ち止まり禁止。一歩離れて、ひな壇になった客席からしか眺められないようです。しかも最前列は子供たちに占められ、もはや中段以上の席しか残っていませんでした。勢いのある若手に押されている中堅ひな壇芸人の気持ちを痛感。さんまさんが遠い。

それでもめげず、まわりの目を気にすることなくレンズを長いのにつけかえ、基地を探しました。こっちには若手にはない経験と財産があるのじゃ!



貨物基地みたいなのが見えたー!
遠くに車両基地もなんとか見えたー!...が

いかんせん遠すぎる...。しかも、肉眼ではほとんど確認できず、基地目当てとしてはおもしろくない。

それに、ここでも主役は車両で、基地は見られることを考えられていないような位置取りと配置。せっかく大宮まで来た意味なし!

と、がっくり肩を落としてジオラマの部屋から出てきたのですが、そのすぐ隣にいい基地がありました。


子供たちは「500系!」「山形新幹線!」などと口々に言っていたが、その前に線路の配置をよく見ろ、大井車両基地にそっくりじゃないか!

さっきの巨大なジオラマのすぐ裏にあたるここは、ジオラマを走る車両の整備を行なうスペース。


まさにここは検車区だ

そんな、いわゆる「舞台裏」をガラス越しに公開していて、しかも車両を留め置くところがちゃんと基地っぽくなっているなんて、

「ここの担当者は分かってる!」

などと、嬉しさのあまり超上から目線の感想を漏らしながら、滞在30分ほどで鉄博を出てきました。もったいないけど今日は基地めぐり。いつかちゃんと見に来るからな!もっと空いたら。

続いては、建設中のスカイツリーの近くにある基地に向かいます。


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