模型メーカーの車両基地

地下鉄大江戸線の落合南長崎駅で下車。住宅街の中を少し歩くと、なんと街中に赤い電車が停まっているのが見えてきます。

ここは日本を代表する鉄道模型の専業メーカー、株式会社カトーのショールームと直営店。これまで博物館でいろいろなジオラマの基地を見てきましたが、そこで使われている線路や車両を造っているメーカーのショールームならきっと大きなジオラマがあって、そしてそこに立派な車両基地が作られているのではないか、と思ったのです。

さっそく3階のショールームへ向かうと、店内は驚くべき広さ。そして、いきなり巨大なジオラマが目に飛び込んできました。博物館のようにガラス張りではなく、周りに柵もなく、すぐ間近で見ることができるようです。そこには、もちろん立派な車両基地も作られていました。

これはすごい！

何本もの長い留置線、その奥に検修庫、間近で見られることもあって、これはちょっと圧巻の大きさです。

すごいすごいと写真を撮っていたら、案内してくださっていた職員の方が車両を並べてくれた！本物の基地っぽい！

このジオラマ、およそ1周が15mほどあって、なんと自分で車両を持ち込んで走らせることも可能だそうです。車両を持っていない人には貸し出しもしてくれるとのこと。確かに、もし自宅に電車を持っていたら、たまにはこれだけ広いところで走らせてみたくなると思います。

ちなみに、このジオラマの中にはデイリーポータルZライターの何人かが好きそうな建築物も模型で建っていました。

でも残念ながらダムはなかった。

直営店もすごい

せっかくなので、直営店の方も見学させてもらいました。主に3階は修理や改造のためのパーツ、2階で通常の車両やジオラマ用品などが販売されているのですが、これだけで記事1本書けるんじゃないかというくらい興味深かったので、ダイジェストでご紹介します。

ジェットコースターやロープウェーなんて、自宅にジオラマがある人じゃないと設置できないので、かなり上級者向けの商品と言えるでしょう。お値段も上級者向けだったし。

というわけで、鉄道模型をやっている人はもちろん、持ってないけど興味がある人なら1日いても飽きない上に、きっと何か買わずにはいられなくなると思います。持ってない僕も、あてもなく人形とか買いそうでやばかった。

最後は新宿。ビルの9階にある基地に向かいます。