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ひらめきの月曜日
 
サウナの魅力を伝えたい

それほど仲良くない人とサウナ行くの恥ずかしい


誰かとサウナ行くのって初めてだ。

銭湯に到着。サウナに入れることで浮かれていたがよく考えたら3回くらいしか会ったこと無い人と一緒に裸で密室って、恥ずかしい。だけど仕事だ、しょうがないので服を脱ぐ。

しばらくモジモジしていたが風呂場に行ってそれは変わった。空が見えるガラス窓から太陽光が刺していて風呂場全体がまぶしいくらいに明るい。そして壁面には立派な富士山。何、この閉じられた開放感。


これぞ銭湯!といったおもむき。

日本人ならサイパンよりもここの方が心が開く(サイパン行ったこと無いけど)。
気持ち良い!この状況はたまらない。体を洗い、浴槽で体を暖めて完全に心も体もリラックスした状態でサウナに向かった。

 

サウナで熱意が空回り

さぁサウナだ、やっとサウナだ。ここからが本番だ。
だがさっきも書いたがここは主役じゃない、水風呂が主役だ。気持ちよくて楽しいのは水風呂だ。

僕はそれを分かっているので耐えられるが斉藤さんには光は見えない。ただ辛いだけ。なのでここは斉藤さんを盛り上げる。次の水風呂は凄く気持ちいい、天国だと熱弁した。

これだけ目の前に人参をぶら下げられたら暑さなんて、なんでもないはずだ!よしっ!!


水風呂への期待膨らんで、なかったのか。

---斉藤さん---

当たり前だが暑い。尾張さんが
「サウナの魅力は、サウナ自体ではなくて水風呂にある」としきりに熱弁している。よくわからない。暑くて信用していいのかどうか、検討ができない。


そうやって斉藤さんを支えていると徐々に返事に力が無くなってきている。あれ?いつもお肌が綺麗な斉藤さんだが汗のテカリでむきたまごみたいになっているが大丈夫か。


茹ですぎたか。

僕:そろそろ出ますか
斉藤さん:出ましょう出ましょう!!

あ、そんなにやばかったんだ。
大丈夫、これからの水風呂が至福だから!


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