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はっけんの水曜日
 
投網入門

投げるまでの準備が難しい

さて投網を投げる前に、簡単に仕組みをお勉強。なんで網に入った魚が逃げないのだろうと思っていたのだが、裾部分に鎖などのオモリがぐるっと一周しており、その上部分が膨らんでいて、逃げようとした魚はここに入り込むらしい。

森川漁網店では入門用の網で二万円くらい。結構するなと思ったが、よく考えればこの前つい買ってしまった釣竿の方が高いか。

今日はとりあえず友人からお借りするとして、自分に投網の適性を感じたら買ってしまいそうで怖い。ちなみに投網マニアになると、自分で好みの網を編んでしまうそうだ。


裾は鎖がいいとかオモリがいいとか、網の長さがどれくらいがいいとか、いろいろ好みがあるらしいです。
15年ものの網でも髪用リンスでツヤツヤに。魚臭いかと思ったら、全盛期の田中美奈子のようないい香り(イメージです)。

網を投げるやり方は大きく分けて、土佐流と細川流というのがあるのだが、いまから教えてもらうのは細川流。難しい方の投げ方なので、一日の練習だと少しでも網が開いたら恩の字か。

まずロープを左腕にはめ、手のひらの中にロープを手繰っていく。そして網を輪にして持っていくのだが、そんなに小さい手ではないはずだが、なぜか手のひらに収まりきらず網が余る。そういえばテントとか寝袋も元の袋にしまえない。


この生っ白い腕で投網が打てるんですかね。
同じようにやっているはずなのに、手から網が溢れそう。

続けて網と鎖を整頓し、網の端を左ひじに掛けて、五等分した網を右手の指の間に収める。

文字で読んでもさっぱり意味がわからないと思うが、実際にやってみてもやっぱりわからないと思う。体のいろいろなところを同時に使って一つの流れを覚えていくのだが、踊りの稽古でもしているような難しさがある


もたもたしていると、網の重さで体が痛くなってくる。最初のセットは18分かかった。
網の目に指を入れないよう、指の間にきれいに五等分して持ち上げるのだが、これが一番難しい。

慣れれば階段をのぼる時、勝手に足が上がるように、網を持てばなにも考えなくても、自動的にセッティングが完了するようになるらしい。

逆にいえば、そこまで体に覚えさせなければ、まともに網を投げられないのだ。どれくらいやれば一人前になれますかと会長に聞いてみたら、「…七年間ほぼ毎日やっているけど、まだまだなんだよね」と、遠いところを見ながらいわれてしまった。

まず投げるまでの第一歩目のハードルが恐ろしく高く、そして極めるまでは果てしなく奥の深い遊びである。

 

森川漁網店のご紹介

なんとなく書いていて疲れてきたので、ここで森川漁網店さんのご紹介。

網の類ならだいたい売っているこのお店、最近の売れ線商品は、マンションなどのハトよけネットだそうだ。網専門店だからできる安心の五年保証付き!

そう、これが書きたかっただけです。


こういう店ってなかなか素人に買えるものがないから、冷やかしみたいで入りづらいよね。
網のことならなんでもお気軽にご相談ください。タイツ以外。

投網を購入した人には、やぶれた時の直し方なども教えてくれるそうで、自分用の投網を買おうか真剣に悩んだけれど、とりあえずは我慢にして潮干狩り用の貝を入れるネットだけを購入。

冷静に考えれば、海用の投網は埼玉県民が買うべきものではないか。でもやっぱり欲しいんだよね、マイ投網。地引網よりは手頃そうだし。


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