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はっけんの水曜日
 
青梅の山の招き猫神社


山に登ったら三角点の写真を撮る。

半年ぶりくらいで山に登った。この冬はすっかり山から遠ざかっていたが、これから良い季節。夏は高山にも登りたい。という事で、まずは楽な山に登った。奥多摩の御嶽(みたけ)という山。

そこから日の出山という山を経由して下山したら、途中に招き猫の神社があったのだ。

松本 圭司



5月の晴天と言うことで、バス停は登山客で長蛇の列。バス2台でピストン輸送してた。

山登りといいつつ、実はあんまり登らないんだけど

御嶽はとにかく交通の便が良い山で、実は交通機関で山頂近くまで行けてしまう。高尾山と同じくらい登るのが楽だ。いや、もっと楽かも知れない。

JR御嶽駅からケーブルカーの駅までバスが出ていて、ケーブルカーで登ればほぼ山頂に着く。山頂には武蔵御嶽神社という神社があるので、参拝客を運ぶために交通の便が良いのだ。

さて、ここから日の出山という山まで歩く。登る部分はほとんど無く、山登りと言うよりは完全に山歩きだった。

1時間半ほど、写真を撮りながらダラダラ歩いていたら日の出山の山頂に着いた。


ケーブルカー。なんと、Suicaで乗れるようになっていた。
去年の冬に撮影。御嶽神社の狛犬は犬じゃなくてオオカミ。

標高は902m。日の出山の山頂から東を見た。遠くに新宿や建設中のスカイツリーがうっすら見えたが、写真には写らない。

ちょっとズーム。中央やや左よりの白いのは西武ドームだと思う。右の白い点は新宿の何か。何かが猛烈に光を反射してた。

オトシブミが作った葉っぱの巻物。中に卵、あるいは幼虫が入っている。

山頂でご飯など食べた。日の出山は山頂にベンチがたくさんあり、高い木もないので眺望が良い。天気にも恵まれて良い景色を楽しめた。うん、やはり山は良い。もっと登ろうと思った。


唐突に現れた社。看板に説明が書かれていた。

さて、本題です

日の出山を越え、日向和田駅を目指して山を下りる。途中で三室山(標高647m)を越え、更に下る。今回は登りを楽したので、主に下りの山行であり、山歩きっていうか山下りだ。

さて、そうしていると突然小さな社があった。地図には金比羅神社と書いてあるが、どうも看板には琴平神社と書かれている。

これはなんだ。


これはなんだというか、看板がほとんど白くて読めない。撮影に失敗したんじゃなくて、こういう色だったのだ。

うっすら読めるが、やや厳しいので画像処理で読みやすくしてみた。


かなりおどろおどろになってしまった。

 

琴平神社と書かれていた。鈴が小さくて可愛い。

正しくは琴平神社 金比羅代権現

要約すると、

「昔は金比羅代権現と呼ばれていたけど、今は琴平神社と呼ばれる。ここら辺はかつて養蚕が盛んで、繭が豊作の時はお礼として猫の置物が奉納された。猫はネズミを狩るからお猫様と呼ばれたのだ。商売繁盛を祈願する人もやってきて、その人たちは招き猫を奉納した。という事で、猫の置物や招き猫があるのです。」

要約っていうか、戸田奈津子さんみたいな創作になってしまった。

つまり、猫神社である。猫を飼い、日々猫を愛でる人間としてこれはお参りせねばなるまい。

 

確かに招き猫が奉納されてる。
小さいのから大きいのまで色々。

社の中には確かに招き猫がたくさん。

猫の置物っていうか、ほぼ招き猫だった。今では養蚕はやってないのだろうか。商売繁盛の祈願に訪れる人が多そうである。僕も商売繁盛をお祈りした。

作ったiPhoneアプリがもっと売れますように。


粉々の猫たち。やや悲しい感じがある。

社の横で猫が割られていた

ふと社の横(崖)を見ると、割れた焼き物がいくつも落ちてた。なんだろうと思ってよく見ると、割れた招き猫だった。奉納されたけど割れちゃった物をこうして土に返してるのか。それとも単に捨ててるのか。


耳が金色の招き猫。なんかお金が儲かりそうな配色だ。

中にはわりと原型をとどめている招き猫もあった。拾ってみると、あんまり見ないデザインの招き猫だった。

可愛いので拾って帰ろうかとも思ったけど、土に返りつつあるとはいえ、社の物を持ち出すというのも気が引けたので元の場所に戻しておいた。


山の中の鳥居。山には神社など、神道系の宗教施設がわりとよくある。

更に下ると鳥居があった

琴平神社から更に山をくだると鳥居があった。神社なのだから当たり前だけど、そうか、この山道は参道だったのかと改めて思わされる。

上の黒っぽい鳥居から更に下り、舗装された道路に出た辺りでまた鳥居があった。御嶽から日の出山を経て、琴平神社の参道を逆に歩いてきたという事だ。

さて、招き猫神社についてはこれでおしまいだけど、駅までの道でまたなにやら小さくて面白い物を見つけた。


普通はコチラから登ってお参りするんだろう。
ほぼ、延々下りの山歩き。

お願い地蔵尊と言われても。

お願い地蔵尊というのぼりがあった

この辺は地理的には青梅市。マンホールの蓋が梅の模様だったりする。「梅の公園」という公園の木がほとんど梅、という公園を過ぎた辺りに天澤院というお寺があり「お願い地蔵尊」というのぼりが立っていた。

お願い地蔵?なんだろう、と思ってお寺の階段を登った。山は下山後の散歩も楽しい。

すると、大きいお地蔵さんの足下に、小さななにかがたくさん並んでいた。よく見ると・・・。


確かにお地蔵さんがあった。
足下に何かがたくさん。

ぽにょの妹たちみたいな配色のなにか。

よく見ると小さいお地蔵さんだ。


大きいお地蔵さんが2体。この足下にお供えするらしい。

お願い地蔵尊とは

この小さいお地蔵さんは本堂の前で売られていた。本堂に行ってみると確かにある。1体500円。

お賽銭箱にお金を入れて、ビスケットの缶に入ってるお地蔵さんをもらい、入り口の所にあるお地蔵さんにお供えするもよし、持ち帰るのもよし、なのらしい。

招き猫型のお地蔵さんだったら買ったのだが、普通のだったので買わずに帰ってきました。


お願い地蔵さんはコロンバンの缶に入ってるらしい。
可愛いので普通にお土産として買うのもアリか。

山は楽しい

青梅名物のへそまん。多分、中央がくぼんだまんじゅうなんだと思う。

山に行くと日常では見られない、ちょっと変わったものに出会うことが多い。山でも、下の町でも、なにか日常とは違った物を見られる。だから楽しい。

夏山シーズンも始まるし、今後はまた山に通いたいと思います。この冬ですっかり肥えてしまったので体重も落とさなきゃ・・・。体が重くて登れやしない。


 
 

 

 
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