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ひらめきの月曜日
 
茶碗や皿としてのジョッキのススメ


革命です

食事にもよるが和食の場合、左手に茶碗を持ち、右手に箸を持つと思う(左利きの場合はその逆)。おかずは皿にのっている。

僕はこの茶碗や皿が大変不便だと思っている。使いにくいのだ。そもそも茶碗は持ちにくいし、持つまでの動作にはよく考えると無駄がある。皿もおかずがこぼれやすく、対象物を掴みにくかったりする(詳しくは後述)。

そんな不便を解消する素晴らしいアイテムが世の中には存在する。それがジョッキだ。

地主 恵亮



茶碗が不便な理由

茶碗は親指を茶碗の縁にあて、残りの指は底に添え、指で茶碗を抱えるように持つと思う。このように持つには、「1、お茶碗を浮かす」「2、浮かしたスペースに手を入れる」と2つのステップが必要となる。


「1、お茶碗を浮かす」

「2、浮かしたスペースに手を入れる」

2つのステップを踏まなければ持てないというのはタイムイズマネーの世の中では大変よろしくないことだ。なるべく簡単に持ちたいはずだ。また、これは言っても仕方がないことだけれど、そもそも正しい茶碗の持ち方を僕は昔から不便だと思ってきた。


持ちにくい!

皿が不便な理由

皿も意外と不便でおかずが皿から落ちてしまうことが多々あると思う。一人で食事をする場合でも美しく食べたいというのが日本人の趣と言うものだ。こぼすのは美しくない。しかし、現状の皿ではこぼれやすいのだ。


意外とスプーンにのらず、

こぼれることも多々ある

おかずにもよるが、最後におかずを「おいでおいで」したはいいがなかなか掴めず、皿を口元に持っていくことがあると思う。しかし、汁気が多いおかずだと「ダラ〜」と汁がこぼれ思わぬ大惨事となることは誰にでもあることだ。やはり皿も不便なのだ。


そこで、ジョッキのご提案です

ジョッキの素晴らしさ

僕は先に記した事を高校時代から悩んでいた。どうすればもっと便利に、美しく、合理的に食事ができるだろうと考えていたのだ。もちろんずっと考えていたのではなく、ワールドカップの頻度並に悩んでいた。今年はワールドカップイヤーなのでちょうど悩んでいたのだ。


そんな折に飲みに行きジョッキの素晴らしさに気が付いた

お酒を飲みに行った際にジョッキの素晴らしさに気が付いた。雷に打たれたかのようなアハ体験だった。ジョッキは持ちやすいのだ。ジョッキを茶碗にしたら、取っ手を持つだけなので従来の茶碗で必要だった「1、お茶碗を浮かす」の動作が減る。「取っ手を掴む」だけのステップでいいのだ。また皿の変わりにおかずを入れても他のどの皿より深いのでこぼれにくいことは容易に想像がついた。


ジョッキを初めて買いました

ジョッキは便利なことばかり

ジョッキを買い、家に帰り料理を作った。僕はもう一人暮らし7年となるのでそれなりに料理ができる。しかし、ジョッキに料理を入れるのは初めてだった。そして気が付いた。台所からリビングに料理を運ぶのも大変便利なのだ。


一気に運べる、喜んで〜

思わず「喜んで〜」と言いたくなるような運搬スタイル。いつもより料理を作った感がして達成感がある。また僕はもともと大食いなのでジョッキの大きさもちょうどいいように思える。


今日の料理

エビフライは野菜スティックの要領で小さなジョッキに立ててみた。急にオシャレだ。エビスティックだ。もやし炒めや麻婆豆腐をスケスケのものに入れたことが無かったので新たな食べ物のように思える。味噌汁もジョッキだ。持ちやすい。


そして、食べやすい

やっぱり食べやすい。取っ手は便利だ。こんなにも茶碗を持ちやすいと思ったのは初めてだ。文明開化の鐘の音もきっとこんな音だったんだろうと思う鐘の音が僕の部屋に鳴り響く。麻婆豆腐もこぼれることなく食べることができる。美しい食卓だ。


全くこぼれる気配が無い(ジョッキは傾けやすい)

ジョッキをご飯のジョッキまで持ってきてもいい。取っ手があるため安定し、深いため持ってくる最中にこぼれるといったことも無い。底の方も取りにくいということはなく、傾ければ最後の一滴(一粒)まで、これまたこぼすことなく食すことができる。


最後は大胆に口に流し込める

ちょっと量が多かった

カレーもそばも片付けも

茶碗や皿としてのジョッキに感動し、日常的にジョッキを使ってみることにした。すると、カレーも食べやすいし、そばも食べやすかった。ノーベル賞を取れる気すらする。


カレー

そば

カレーを最後に「おいでおいで」してご飯粒を集める時はファミレスでパフェを食べている時みたいだ。クリームをかき集め食べ終わるの惜しような感じでカレーのありがたみが増す。ソバの汁を飲むのはジョッキ本来の使い方に近いので大変便利だ。


便利〜

通常食器を洗う時は、大きなお皿があったり、小さなお皿があったりと何かと不均一で不便だ。置くスペースが狭いと、どう置けばいいか悩むことになる。しかし、全てがジョッキだとそのような悩みは無い。いいこと尽くしではないか、ジョッキ。


以前は使いにくかった食器置き場が、どうしたとこでしょう、

匠の手によってこんなにコンパクトに

ジョッキのススメ

ジョッキで食事をした日、知人が僕の家を訪ねて来ていたので、ジョッキで一緒に食事をしてもらった。知人の感想も食べやすいとのことだったが、ジョッキは重いという意見もあった。あと、美しくないとも言っていた。「ほら」と知人の小さなジョッキを渡されたが、確かに中がスケスケで美しくなかった。唯一の欠点だろうか。

確かに美しくない(三角コーナーみたい)

 
 

 

 
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