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はっけんの水曜日
 
勝浦のカツオまつりは熱かった


勝浦の街に貼られていたポスター。

5月に書いた「房総半島で大山倍達の足跡をたどった」の取材をしたときに「カツオまつり」のポスターを見つけた。色々イベントもあるみたいだし、カツオも売ってるようだ。

これは楽しそう。

って事で6/5の早朝、千葉県勝浦市へ出かけてきました。

松本 圭司



着いたらほとんどの客が勝浦で降りた。みんなカツオまつり目当てか。

朝4時に起きて勝浦へ

カツオまつり2日前、勝浦市の隣の鴨川市に住んでいる母からメールが入った。

「カツオまつりは朝8時から12時までだけど朝移動するの?」

え。

調べてみると、確かに朝8時〜正午までらしい。てっきり10時くらいから始まって16時くらいまでやってるのかと思っていたら、なんと午前中で終わりなのだ。

流石朝市の町。今住んでいる葛西から勝浦まで電車で3時間なので、8時に着くには5時の電車に乗らなくてはならない。

あぶねー、気付いて良かった。あやうく、すっかり終わった頃に会場に着いて途方に暮れるところだった。母さんありがとう。

当日は早めに寝て、目覚ましで起きた。頭がボーッとするまま東西線、総武線、外房線を乗り継いで勝浦へ。朝8時、まだ朝日がまぶしい時間に到着。


駅の案内看板はまんぼう。
駅を出るとタイルにカツオが。流石勝浦。

いきなりの大行列。房総でこれだけの人間見たの初めて。

8時に着いたらカツオは売り切れてた

会場は勝浦漁港。駅から10分ほど歩いたら漁港に着いて、そこには謎の行列があった。

「もう並んでもカツオはありませーん!」

という声が。なんと、朝8時、つまり開場の時間でカツオは売り切れていた。なんでも、朝4時くらいから行列が出来て8時になんて行っても遅いのだという。みんなどんだけ早いんだ。

もしかしたら並べば買えたのかも知れないけど、並んでたら取材できないのでカツオを買うのは諦めて行列の先頭がどうなっているか見に行くことにした。


途切れぬ行列。

進めど先頭は見えず。

カツオを4本お買い上げ。梱包されて売ってるんだね。

まだまだ行列。軽く200mはあった。

買ってすぐに全国発送できる。

ここが先頭。カツオが飛ぶように売れていく。

これが売られていたカツオ。1本丸ごとで1,500円。これで2kgほどだという。新鮮でまだ目が黒い。

流線型のフォルムが美しい。これ1本あれば刺身、たたき、煮物、フライなどなど食べられるなーとか思った。

どうですこの人出。勝浦にこれだけの人が集まるとは。テーブルと椅子が用意されてて、そこで買った物を食べられるのが嬉しい。

 

魚は基本、丸ごと売られている。でも捌いてくれるから大丈夫。

実は町の魚屋さんも安かった

カツオまつりを見終わって勝浦の魚屋さんを見たんだけど、そこでもカツオは1,400円〜1,800円くらい、キハダマグロは2,200円、イナダは1,200円で売られていた。イナダは100g80円だった。

どれも切身とかじゃない、1本丸ごとの値段だ。勝浦って魚が凄く安いんですね。流石漁師町。


次のページではカツオの試食や、会場で食べて美味しかった物を紹介します。


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