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ひらめきの月曜日
 
玉葱産地の海には玉葱が浮いている


淡路島のサービスエリアには観覧車があるよ!

兵庫県淡路島の特産品は玉葱で、淡路島出身の友人は何かとネタとして玉葱話を出してくる。

「もう実家帰って玉葱作ろうかな」
「最近実家から送られてきた玉葱しか食べてないわ」

という感じで、どんだけ玉葱好きやねん。といつもは返すのだが

「淡路島は海から玉葱流れてくるからな」

と聞いた時はそりゃ無いわ。と思ったのだが他の淡路島出身の人が

「確かに流れてますよね、玉葱。なんででしょうね」

と、返した。え、マジで?

尾張 由晃



予想外にお洒落な淡路島

流石に玉葱産地だからといって海には浮いて無いだろう。共謀してハメようとしているに違いない。北海道でもジャガイモが海に浮いてたらおかしいじゃん。実際に確かめてやると淡路島に来た。

早速玉葱探しに行く前に、お腹が減ったので折角なので玉葱を食べたいと玉葱料理を食べられる店を探し、行ってみたらお洒落なお店でビックリした。


お洒落カフェー。

なんというか、島っていう響きでちょっとなめてたというか、油断してたのにあっさり返り討ちにあってしまった。淡路島お洒落。


丸ごと玉ねぎのアイランドカレー

料理も出てきて驚いた。丸ごと玉葱って言うけど、ホントに丸ごと一個カレーと一緒に出てきたよ。なに、凄い、玉葱主役。


割ると玉葱エキスがジュワーって。

初めにルーだけ食べてみると酸味と辛みが強くて大人な感じ。そして玉葱を割って一緒に食べると、驚くほどに玉葱が甘い。

トローっととろけて、あまー。って思ってたら、さっきよりも強い辛みがやってくる。合わさることでそれぞれが際立つカレーと玉葱。一緒に食べて完成するようになっててどちらも主役。これはうまい。

 

淡路島観光情報に企画変更しようかな。

あー、美味しかった。で終わるのもなんなので、店員さんに海に玉葱浮いてるか聞いてみる。

僕「すいません、淡路島では海に玉葱が流れ着くって聞いたんですが、本当ですか?」

店員さん「え、海に玉葱、ですか?流石にそれは…」

僕「ですよねー、淡路島出身の人が言ってたんですが、冗談ですかね」

店員さん「私はちょっと、聞いた事無いです」

やっぱり無いわ。騙されたな、俺。どうしよう、もうここまで来ちゃってるけど、この記事どうしよう。


図書館もやたらとお洒落。レンガ造り。

淡路島、色々とお洒落だったしなんというか、観光企画に変えようか。

 

玉葱浮いてるとドヤ顔

諦めるのはまだ早い、もう一人位には聞いてみなければ示しがつかん。さっきとは違う店員さんにも聞いてみる。

僕「すいません、淡路島の海には玉葱があるって聞いたんですが…」

店員さん「おっ、よく知ってますね!」

何だ、急に超嬉しそう。


デザートも美味しかった。

店員さん「夏に泳いでて、何か当たったと思ったら玉葱だったりしますからね」

僕「えっ!?泳いでて当たるんですか!?普通に浮いてるの!?」

店員さん「そうですよ、なんで浮いてるんだろーねー。とか言いながら泳いでますよ。これは大体話したらウケる鉄板ネタですね」

そういった後、店員さんはニヤリと笑った。でたー、ドヤ顔やー。まさか玉葱浮いててドヤ顔出るとは思わなかった。これはちょっとやそっとの話じゃないぞ。


お土産屋さんもお洒落。休みだったけど。

僕「えー!今も行ったら玉葱浮いてますかね?見てみたいです」

店員さん「あー、今の時期はまだ早いかも知れませんね。私が見たのは夏だから。まだ出てないかも」

なにそのクラゲみたいな扱いは。出る、出ないって、玉葱はそういうもんじゃ無かろうに。

だが今は無いかもって発言が信憑性を更に高める。あったらあったで良いし、今無いからってウソじゃないよ!っていうにじみ出る必死さが真実を物語る。おそらくこの話は本当だ!

店員さんに感謝を伝え、軽く興奮しながら海に向かった。


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