違うところ
さて、天神橋筋商店街と戸越銀座商店街を歩いてみて、目立って違っていたところを紹介しよう。
大阪は占い屋が多い
東京はから揚げブーム
大阪は寿司屋が多い
大阪はドトールが多い
店員さんが外に立っている
おなじところ
東京と大阪、違うところもあったけれども、おなじだったこともたくさんある。
チェーンのお菓子屋さんがある
王将とサイゼリアがある
串カツが人気
大阪といえば串カツが名物だが、東京でも特に最近はよく目にする 。 その点ではおなじなのだが、東京にある串カツ屋さんは、レトロ風の内装にしてあったりして、「演出」が感じられるが、天神橋筋商店街のはレトロ"風"じゃなくてそのまんま直球勝負のレトロさだった。
アンテナショップがある
天神橋筋商店街には沖縄のアンテナショップがあった。 東京から大阪に遊びに来て、わざわざ沖縄グッズを見る必用はないのだが、見かけるとついつい気になってしまう。 戸越銀座商店街には、どういうわけか「JA青森」の直営店がある。 何のつながりでこんな住宅街にある商店街なんかに出店しているのかわからないが、源タレ(青森名物の焼肉のタレ)やリンゴジュースが売っていて便利なので、ときどき買い物にくる。 どうでもいいことだが、ここで売っている「豚トロスモーク」というのが衝撃的なほどうまい。
服が安い
安い洋服、というと関西勢に軍配が上がりそうなイメージもあるが、どっこい東京の商店街も負けていない。 東京の人も大阪の人も安いものがうれしいのだ。
めがね屋さんが多い
どちらの商店街にも、メガネ屋さんが多かった。 僕の場合、メガネを町のメガネ屋さんで購入することはなくて、いつもディスカウントのチェーンで買うので、商店街にこんなにもメガネ屋さんが残っているのは驚きだった。 「誰が買うんだろう」と思ってしまうが、需要はちゃんとあるのだろう。
明太子を売っている
そして一番首をかしげたのが、どちらの商店街にも「明太子直売店」があったことだ。 天神橋筋商店街のは短期間店舗借り上げの催事販売風で、戸越の方は、月のうち数日間だけ開店する営業スタイルだ。 どちらもお祭りっぽい感じの売り方をしていて、明太子はスーパーでも買えるのに、どうしてこういうスタイルなんだろう、ととても気になった。 儲かるんでしょうな、きっと。
そんなに違わない
取材する前は「けっこう違うところがいっぱいあるんだろうな!」なんて思っていた。 もちろん相違点もたくさんあったのだが、根本的なところでは、ほとんど違っていないな、というのが今回の印象である。 東京にも大阪にも、他の都市にももっとたくさん商店街があるので、いずれまた比較してみたいと思う。