流木ビジネスの活路

さて、せっかく拾って来た流木なので売ることはできないだろうか。いくら流木拾いの時給が高くても売れなければ意味がない。ぜひ流木でビジネスをしたい。

しかし、売れるだろうか？
だって流木ってよく考えると地味だ。そこが流木のいいところかもしれないが、白かったり、茶色かったりと地味なのだ。

もし流木が高校生なら間違いなく帰宅部だ。しかも、携帯電話を持っていない高校生だ。同窓会などに呼ばれることもないだろう。それでは売れない。

ハンズでは流木はそのまま売られているが、それと同じように僕が流木を売ったとしても売れる気がしない。ポイントカードがある分ハンズが有利だ。地味という問題を解消し、尚且つ流木に個性を与え無ければ僕の流木ビジネスに活路はない。そこでいろいろ考え派手にすることにした。

金色とピンクにしてみた。明るい色使いで急に派手だ。大学生デビューだ。今風に言えばリア充と言ったところだろう。これを知人に見せたら流木の良さを殺しているな〜と言われたが、いつまでも清純ではいられないのだ。

さらに大学デビューを果たした流木をキーホルダーとストラップにしてみた。こんなカラフルな流木はあまり見たことがないと思う。僕の流木ビジネスの答えのひとつは「カラフルな流木のキーホルダーとストラップ」だ。

流木の良さを生かした作品

流木のよさを殺したと知人に言われたので、流木のダイナミックな感じをそのままにした、キーホルダーとストラップも作ってみた。こちらは鍵につければまず落とす心配はないだろう。

ストラップは携帯電話につけてもいいが、ニンテンドーDSのタッチペンにつけるのもいいだろう。先の知人はゲームが大好きなので使ってもらった。ちなみに知人はいま流行のラブプラスをしている。

知人は「重いな〜」「鍛えられるな〜」と言っていたので「鍛えた方が寧々（ラブプラスのキャラクター）も喜ぶんじゃない」となだめてみた。それより雨が降りそうだね、と話をすり返られてしまった。

しかしながら、こんなにも大きなキーホルダーはほとんど見たことがない。この大きさも、僕の流木ビジネスへの答えのひとつだ。

流木を使ったメガネはどうだろう

竹などを使ったメガネがある。風流な感じがしてとてもオシャレだ。ということで、流木を使ったメガネなんていうのもありなんではないだろうかと思う。そこで、作った。

メガネのままでも成立するがそこに流木をあしらうのがポイント。長野県・諏訪湖畔の売店ではソフトクリームに「イナゴ」や「蚕のさなぎ」の甘露煮をトッピングして売り出しているそうだ。それと同じで、単体でも十分に成立するところに一工夫したのが上のメガネのなのだ。

流木を使った鳥のキーホルダーはどうだろう

白い羽を流木にあしらってみた。流木を使って鳥を作った物などがあるが、それを直接的に羽を使って鳥にしたのがこれだ。この羽に幸せが引っかかると専らの噂だ。

流木の効果

さて、流木を売るためにキーホルダーにメガネ、流木カーなどいろいろ作って来たが、果たして売れるのだろうか。100歩自分に甘えて一番売れそうなのは小さいキーホルダーとストラップだろう。その他はどう想像力豊かな僕が考えても売れる気がしない。

一見ゴミだがこの流木キーホルダーとストラップには凄い力があるのだ。例えば上の写真では携帯電話に金色の流木がついているが、電波が凄いことになるのだ。
電波がいい状態を「バリ3」なんていうが、キャリアや機種によっては「バリ5」になるのだ。流木パワーだ！

また、この流木を使えば水も美味しくなる。流木を蛇口にかけるだけで水が普段の5倍は美味しくなるのだ。ポイントは信じる気持ちと自己暗示である。

効果には個人差があり保障された物ではないが、美味しくなるという信じる気持ちが美味しく感じさせる。パワーストーンなる物があるが、流木はパワーウッドなのだ。きっと。

キーホルダーとストラップを売り出そう！

これを8月21日に行われるエキスポで販売しようと思う。僕の流木ビジネスの第一歩だ。売れすぎたらどうしようと心配している……

これ売れるんだろうか……