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ちしきの金曜日
 
ビー玉転がしのすゝめ

クボロ

クボロは、私の誕生日に「誕生日プレゼントを買う権利」を使って買った。


クボロ・スタンダード。54ブロック入り。


クボロは、パーツがすべて立方体なのが特徴。


パーツが全部真四角。

基本の12種類。これに受け皿が1コで計13種類。

スタンダードに入ってるパーツは全13種。
クボロ自体には全部で80種類くらいのパーツがあるが、基本セットはあえて最小限の種類に抑えてある。クゴリーノがちょっとずついろいろなパーツが入っていたのとは対照的だ。

表面の溝に加え、中にもトンネルがあるのがポイント。


No.1。これは唯一溝が掘ってないブロック。高く積み上げる際の土台となる。

No.2 と No.3 は直線。No.3はNo.2の上位互換品で、底辺にも溝がある。
No.4 はクロスした道。
No.5 と No.6 はカーブで、中は直線になっている。
No.7 と No.8 はカーブで、中は下り坂のカーブとなっている。
No.9 と No.10 は上が直線で中が下り坂のカーブ。
No.11 と No.12
受け皿。

これらを組み合わせるとこうなる。



動きは動画でご確認ください。


こうなる。

ビー玉転がさなくても、これだけでも満足してしまいそう。

クゴリーノと比べると、クボロはかなり禁欲的というかストイックだ。

長いレールがないので短い直線をつなぐ。するとどうしてもつなぎ目で摩擦抵抗が大きくなり、球速が落ちる。また、パーツ的にも、基本セットには玉に勢いをつけるものが入ってないので、クゴリーノと比べるとだいぶ地味な印象だ。

大人向きのビー玉転がしとも言えよう。


パズルのように知的な雰囲気が漂う。

しかし、子供の遊び方ってのはこのような知性溢れるパズルでも、まるで知性の欠片も感じさせないのだからすごい。


子供の遊びかたは豪快かつバカっぽい。

クボロは、やってるうちにトンネルを複雑に組んで思いもよらないところから玉が出てくる喜びをつい追求しがちになる。が、 玉の姿がぜんぜん見えなくなるほどやり過ぎると、それはやっぱり面白くないので、適度に表を玉が通るようにするのがミソのようだ。

また、やってるうちに位置エネルギーが運動エネルギーに変わって、それが摩擦によってうんたらかんたら…と、物理法則について思わず考えてしまうあたりも特色である。


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