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ひらめきの月曜日
 
アメリカの、しょうゆライスの作り方


 

大塚 幸代



以前、とある紀行文を読んで、存在は知っていた。
それは、アメリカの、「しょうゆライス」。
アメリカの人は、お米に、躊躇なく、しょうゆをジャボジャボかけて食べるとか、
それを炒めて食べるとか、何とか…。

なぜそういう、「間違えちゃった食べ方」が広まったのかというと、

  • アメリカの人は、お米を野菜の一種だと思ってる
     (アメリカのお米はサラサラしてるから、余計に野菜っぽい)
  • 醤油に関しては、ドレッシング感覚がある

…からなんじゃないか、ということだ。

しょうゆジョボジョボなんて、うわ、と一瞬思ってしまうが、日本にも、禁断の「しょうゆかけごはん」がある。ご存じ、根強い人気メニューだ。
だったら、アメリカのしょうゆライスも、マズいわけがない。

それで今回、日本語レシピを探したのだが、見つからなかったので、
独自に調査して、
(具体的には、『soy sauce rice recipe』で、英語で検索しただけですが…)。
作ってみることにした。
レッツ・しょうゆライス!


まずは材料。サラサラのお米(今回はタイ米で代用)。

そしてアメリカでしょうゆといえばコイツ、キッコーマン。シェア50%以上だという、ニクイ奴。

まず、かけてみます。どぼどぼどぼ。


炊きあがったお米のかぐわしい香りに、しょうゆの匂いが立ちのぼる…。

それで、しょうゆライスは、えーと…、
思った通り、そのまんまの味だった…。
やはり、辛い。でも、味の濃い部分がずっと続くっていうだけで、日本のしょうゆかけごはんと、基本は変わらない。
うーん、かき氷をイメージしてみて欲しい。
あれのシロップを、氷にめいっぱいかけちゃったようなノリ…? 
「失敗」というより、ある意味、「贅沢」な感じ?

 

 

フライドライス、ソイソースフレーバー

次は、しょうゆフライドライスの作り方。


フライパンに油を熱し、にんにく(余力があればタマネギも)をいためます。

そこに、バターとしょうゆ投入。

ごはんを入れて炒めて、出来上がり!

しょうゆとバターの、いいにおいがします。

ぜんぜん、色ほどは辛くない。
バターの力で、全体がまろやかに、甘くなっている。
しょうゆ、にんにく、バターと実力者がそろっているせいか、ちゃんとチャーハンの味だ。というか、「具がニンニクだけ」という感じはしない。言われないと、気が付かないかもしれない。
結構ムチャだと思ったが、立派な料理だ。
すごいぞ、アメリカの人!

もっと改良出来るかも

しょうゆフライドライスは、レモンをしぼってもウマイかも、と思ってしまった。
出来れば野菜とか、チキンソテーとかも添えたい。
そうしたら立派なプレート料理だ。

しかしまあ、見ていただければ分かると思うが、簡単であった。
簡単過ぎるから、日本語レシピがないのもかもしれない。
アメリカ人側も、「とくに発表する料理でもないよな〜」、と、考えるのかもしれない。
でも美味しいから、世に知らせたほうがいいと思うのだけれど…。

お米は日本では特別な意味を持つ食べ物だし、「こう食べなくちゃいけない」っていう決まりが多々あるけれど、もっと自由に考えてもいいのかなあ、と考えてしまった。
トルコやインドでは、お米を牛乳で、甘く煮てデザートにするというし…。
甘いお米も、多分イケるに違いない。今度やってみよう。お米に自由を!

そして米とは関係ないのだが、「香港では、トーストをインスタントラーメンにひたして食べるらしい」という噂を、最近きいたので、そっちも試してみたい。トーストにも自由を!


 
 

 

 
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