その他のヒゲ

さて、引き続きまして、口ヒゲにもあごヒゲにもカテゴライズしづらいヒゲを試していきましょう。

口ヒゲとあごヒゲで口をぐるりと囲んだ、そのままズバリ「カコミ」。

こりゃカッコイイ！　クールかつダンディな大人の男を演出できる！　なんか、青年実業家みたいな人がやってそうなヒゲ！

……などと思い、テンションを高めつつヒゲを作っていったのですが、どーにもこーにも新宿二丁目の匂いがするというか……それ以前に泥棒ヒゲにしか見えません！

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要は、カイゼル髭にヒョロッとしたあごヒゲが合体したものなんですが、コレにつけられた「ハンドルバー＆チンパフ」という名前がタマラナくイイです。

カイゼルの別名である「ハンドルバー」と「チン（下あご）」「パフ（ふわっとした……みたいな意味でしょうか）」という単語を組み合わせることによって、実に口に出して読みたい美しい言葉が生まれました。

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つづいて、コレはヒゲのジャンルに入れていいのか判断に悩みますが、「サイドバーンズ」と呼ばれるモミアゲ系ヒゲの中でも「マトンチョップス」と呼ばれるヒゲ型。

そうか、コレはおそろしく巨大なモミアゲだったのではなく、妙に左右に偏ったヒゲだったんですね。

……ということは、尾崎紀世彦さんのコレもヒゲの一種だということか。

確かに、すさまじくヒゲ濃そうですもんね。

ところでこの「マトンチョップ」というのは骨つきの羊肉のことなんですが……。

いい得て妙な形状ではあるんですけど、どうしてヒゲに食い物の名前をつけてしまったのか。そもそも、他のヒゲネームに関しても誰が決めてるんでしょうかね。

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さてさて、顔の左右に配置された巨大モミアゲの先端同士を口ヒゲでつなげると「フレンドリーマトンチョップス」というヒゲになります。

「フレンドリー」というわりには、随分と海賊っぽいヒゲですが……。コレは別にフレンドリーな人がしているヒゲという意味ではなく、左右のモミアゲが、口ヒゲを通じてフレンドリーに握手をしているかのようなヒゲだから、ということらしいです。

ははぁー、なるほど。

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巨大モミアゲ系ヒゲのことをまとめて「サイドバーンズ」と呼びます。ボクは勝手に「顔の両サイドにモミアゲがバーン！」的な意味なんだと思っていたら、「バーンサイド」という人の名前に由来しているらしいです。

このバーンサイドさんがまた、ヒゲだかモミアゲだか全く分からない衝撃的なヒゲをしているんですよ。

ああっ、なんだかすごくイイ！　なにこのヒゲ!?

ぜひともこのヒゲも試してみたいところですが、さすがに黒ガムテではこのモッコモコ感を再現できそうにありません。

……ということで奮発して、こんな毛がボーボー生えた布を買ってきましたよ。

こいつを耳の上からググーッと引っ張って……。

鼻の下に接着。

おおっ、いい感じいい感じ。

鼻から飛び出した超剛毛鼻毛が風にたなびいている……というようにも見えなくもないですが。

左右にこの毛を装着すると……おおっ、コレはスゴイ！

コレだったら宮城くんの顔面インパクトに勝てる！

うーん、いいわー、いいわー。

もはやヒゲというより、顔面全体から毛が生えていないと作れそうもないスタイルではありますが。