まずはメニューを分解してみる

「炭水化物＋ソース類」という、定番ルールのメニュー。身近なものだと、ざるそばやかけうどん、カレーライスやラーメンなどが挙げら れる。パスタやピザもそうだ。

ではまずそれらのメニューを表にして、ベースとなる炭水化物と、味付けのソースとに分解してみよう。

黄色いマスの定番メニューを、横列のベースと、縦列のソースとにわけてみた。 これでベースとソースの組み合わせがわかりやすくなっただろう。

表をよく見ると、まだ空いている白いマスの中にも、比較的一般的なメニューが入るところがある。そういう ところを探して、埋まったマスをオレンジ色にしてみよう。

という具合になった。カレーソースの縦列はすでにパーフェクトで、その適応力がうかがい知れる結果となった。 そう言えば当サイトの記事で、「カレーそうめん」なるものを食べに行ったこともある(こちらの記事)。

まだ空いている白いマスは、まあ一般的なメニューとしては存在しないと考えていいだろう。しかしネットでよくよく調べると 、そういう食べ物を出す店がぽつぽつ見つかるではないか。いくつか紹介してみよう。

中華麺＋かけつゆ＝「えきそば」

姫路の名物であるらしい「えきそば」は、中華麺に和風だしという組み合わせの麺料理。1949年生まれというから、もうすでに60年以上の歴史がある料理だ。関西ではよく知られているものらしく、カップ麺 にもなっているとのこと。
(これ以外にも、「中華麺＋かけつゆ」の組み合わせの料理は全国に点在するようです)

※参考ページ：その1・その2・その3

うどん＋ラーメンスープ＝「中華うどん」

うどんを中華そばのスープに入れて出すメニュー、それが「中華うどん」。ネットで調べたところ、このメニューを出す店を二軒見つけられた。 所在地は香川と京都というやや離れた場所。特定の地域にあるものではなく、思いついた店が出しているインディーズメニューらしい。そして福岡県には同じ構成で「ラーどん」というメニューも発見。自由な命名が楽しい。

※参考ページ：その1・その2・その3

そば＋ラーメンスープ＝「蕎麦ラーメン」

麺類と汁の組み替えメニュー、続いては「蕎麦ラーメン」。大分県にある道の駅で提供されているとのこと。蕎麦粉を配合した麺を豚骨スープに入れた料理であるらしい。うどんとラーメンスープのメニューは時々あるようだが、そばとの組み合わせはここだけか。レアリティは高そうだ。

※参考ページはこちら

ごはん＋ピザ＝「ピザライス」

トマト味の一般的なピザソースがかかっていないというのも意外で、ベースは和風テイスト。具材のバリエーションが結構あって、選ぶ楽しみがあるのもいい。

※参考ページはこちら

うどん＋ピザ＝「うどんピザ」

まさかと思った「うどんピザ」を出す店も北海道で発見。ピザ生地の上にうどんが乗っているタイプで、炭水化物＋炭水化物メニューでもある。お店ではなくレシピだが、料理研究家が提案する「うどんピザ」も発見。こちらはうどんがピザ生地化されているタイプで見た目的にも本気でうどんピザ。

※参考ページ：その1・その2

中華麺＋ピザ＝「ピザ風ラーメン」

もはやとんちメニューと言ってもいいビジュアルの「ピザ風ラーメン」を出す店も発見。見た目は一瞬かなりのピザっぽさ。でもよく見ると紅ショウガが乗っていて、それは違うだろうと言いたくなるたたずまい。よくも悪くも、自分でも簡単にまねできそうな手軽さが漂う。

※参考ページはこちら