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フェティッシュの火曜日
 
故郷とは何かをふるさと公園から探る


 

個人的な話だが、そろそろ地方から上京してきて1年半近くになる。 なのでたまには故郷でも思ってみようか。

でも思ったところでボンヤリした何かが浮かんでは消えるだけ。 それは「ふるさと」というものが抽象的でハッキリしていないからだ。 なんだろう、ふるさとって。

辞書で調べたところ、こう載っていた。

小柳 健次郎



広辞椀より



だそうである。 これは本当に合ってるのか。自分の故郷を思っても、 特にそんなことはなかったようなあったような気がするけど。

それなら「ふるさと」という名称の場所(主に公園)を巡って、 共通点を見つけ出し、故郷とは何かを探っていきたい。というのが概要です。ここで気になる点があっても先に進んでください。

 

王禅寺ふるさと公園

それで最初にやってきたのが、川崎市にある王禅寺ふるさと公園。


名称より反射したスネと靴がよく見える公園。

故郷は大禁止帝国

公園に入るといきなり目に入ってきたのは禁止看板だった。


地元のやんちゃ者が。
故郷の母ちゃんが父ちゃんに言ってるのか。

故郷というと自由でノビノビした感じだが、全然そんなことはなくいきなり叱られた。 これはダメ息子が帰郷してきたときの親みたいなものなのか。


この向かい合ってる看板は、

犬の放し飼い禁止。
向かい側も同じ看板で禁止のサンドイッチ。

他県の事例まで持ち出してまで犬禁止。

この他にも自転車の乗り入れや水に入ることも禁止されていた。

確かに地元には爆竹鳴らす人もゴルフする人も水に入ってる人もいなかった。 なぜなら住宅街だからだ。たしかに故郷と言えばだいたい住宅街なのでこれらの禁止項目は正しい。

でもバンバン自転車に乗り入れていたし、放し飼いしてた人もいたので、 本当は故郷じゃなかったのかもしれない。

生物の影が濃い

園内けっこう広くて緑が多くいろんな生物がいる。

という風なことを書いた場合、それが例えば森を散策とかだと リスや鳥さんを目撃!なんて言えるかもしれないが、公園なので見かけるのはもっぱら アリやクモやハチ。この華の無さが故郷っぽくもある。

なかでも時期が時期だけにセミの鳴き声がものすごい。


地元では山の中にしかいなかったセミがあんなところに。
抜け殻もこんなところに。

地元にセミがまったくいない地域で育ったので、個人的にはセミにあまり故郷を感じない。 ただ思い起こせば「日本の夏・・・」のナレーションで始まるようなCMにはBGMにセミの鳴き声が入ってる ことが多い気がする。これも故郷か。


明らかになにか潜んでいそうな穴を発見。
絶対すごい生き物いるって。

なにも出なかった。

こんなに何か潜んでいそうなのになにもいないとは。 モグラかなんかが掘った後だろうか。

こういったミステリーも故郷にはあったような気がする。


1人ピクニックしているおじさん。

家族連れで来ていてたまたま1人になってるところなのかとしばらく見ていたが、 ずっと1人だった。酒も飲んでたので1人ピクニックで間違いないだろう。

こういったおじさんも確かに故郷でちょくちょく出現していた、ような、気がする。


どこに続いてるか分からない道も。
生き物の影が濃すぎるので行かなかった。

 

木製=ぬくもり=ふるさと説

木製のものというのはとかく温もりやら暖かみがあると言われている。

それに対して故郷というのも、やっぱり温もりグループ分類される物である。

だからかどうかなのか、園内には木製のベンチや遊具が多かった。


木製の遊具というよりトレーニングマシンか。
アリ目線からご覧ください。

木製のやたら広いベンチ。表面温度がものすごく熱い。
なので焼かれてるステーキごっこが出来ます。

休憩スペースの天井もこれでもかと木製。
故郷を思ってみる。(※両親ではありません)

 

細々としたふるさとの条件かもしれないもの

そのほか、今後別のふるさと公園で比較対象になりそうなものをチェックしておいた。

これらは後から行く公園にもあるかどうか比較して、ふるさと判別の要素にする。


池がある
落とし物がある
広い
落書きがある

予期していたことだが地味である。とってもとっても地味である。

でも故郷というのはそもそも地味なものというのも真理か。 ドラァグクイーンで溢れてたりしてほしくない。

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