落ち着きの東芝
先行する王者の三菱、気配りの日立につづいて三番手でエレベータ/エスカレータ市場に参入した東芝エレベータ、後進であれ大手の名に恥じないその佇まいは、実に落ち着きに満ちている。ような気がする。
チェック&筆記体ロゴの東芝を見つけたら、その日はラッキーなことがあると思っていい。というかすぐに私に教えてください。
東芝は派手なのが好き
レトロな東芝もかわいいが、最新型の東芝は、格好いい。むしろ格好いい方面にこそ、どのメーカーよりも積極的といっていい。このエスカレーターは気合が入ってるナァ、と思うものほとんどが東芝である。そしてその気合の入れようが、どんどん派手な方面に向かっているのだ。
念のため、あらためて強調しておくが、私はいま好き勝手なことを書いている。
東芝さんのお仕事。イカす。
最近もっとも感心したものは、大阪駅前に最近できたハービスENTの完全21世紀型ライティングエスカレーターである。 ライティングはライティングでも、このエスカレーター、ステップ側面が光るのだ。
だけど私の文句なし東芝No.1エスカレーターはこれ
そしてもうひとつ、どうしても紹介しておかねばならないものがある。出会いは、昨年クリスマス間近の日比谷。「いいエスカレーターがありそう」という匂いを察知した東宝ツインタワーの一角だ。
既にエスカレーター見究め道三段までのぼってきた皆さんならおわかりのことと思うが、これは、レアだ。激レアだ。私の中のエスカレーターの概念をくつがえすくらいの勢いだ。
知り合いの「中のひと」に早速ご報告申し上げたところ、「それはとても珍しい、東京にはおそらくこれ1基、あとは名古屋に2基しかない」と、お褒めの言葉をいただいた。そして私がその言葉を聞いて、いつ名古屋に行こうかと考えていることは言うまでもない。