うまい棒といえば、言わずとしれた筒状のお菓子である。
吹き矢といえば、筒に矢を入れて息で飛ばす武器である。
つまりうまい棒に矢を仕込めば吹き矢になるのではないだろうか。
(小柳 健次郎)
うまい棒の穴は約9mm
まずはうまい棒のあの穴にちょうど合う吹き矢の矢を紙で作る。
最初は矢もポッキー等のお菓子でやろうと試していたのだが、どう頑張ってもピロッと外に飛び出す 以上の成果が出なかったので。
この穴に合うサイズの吹き矢を作るために直径を測る。
ということで底が約9mmの三角錐を紙を丸めて作ることにした。 ただし穴のサイズは一定ではない(でこぼこしてる)ため、 うまい棒の中を一度わりばしでガシガシしてスムーズに通るようにしてる。
一見すると小人のコック帽に思えるかもしれないが、矢です。
果たしてうまい棒は吹き矢になるのか。
なった。うまい棒は吹き矢になった。
しかもピロッとかそういう情けない感じではなく、かなり鋭い勢い。 うまい棒が銃刀法違反で取り締まられるかもしれない。
矢を長くする
一発でうまくいってしまったのでもうここで終っていいかと思ったが、 さすがに短すぎるのでもう少し工夫しよう。
先ほどの矢は大きさこそ穴のサイズと同じであれ、長さはうまい棒の半分程度しかなかった。
なのでうまい棒とちょうど合う大きさにして息を多く受けるようにすれば、 より遠くまで飛ぶのではないか。
せっかくなので射撃場も外に移設した。
射撃場のイメージを「的がある」だけに頼っているとこうなります。
短い矢と比べてどうなのか。
あんまり変わらなかった。あと外だと風の影響を受けるので勢いが弱くなってる感じもする。
とはいえ的にはしっかり当たっているので、吹き矢としてのうまい棒の性能は間違いない。
ちなみに上の動画は8回目でようやく的に当たったときのもの。 弧を描いて飛ぶのでなかなか当てずらかった。
たまに矢を入れるのを忘れて吹き、粉が飛散するだけのときもあった。
この範囲以内でうまい棒を食べてる人がいたら暗殺者かもしれないので注意しましょう。
うまい棒は食べ物です
ここまでやってきてなんですが、うまい棒はお菓子であり吹き矢ではありませんので、 よい子は真似しないでください。
あとカップルで両端を食べていって最後はキスするというのも絶対にしないでください。