ショップカードってあるでしょう。
お店に行くと、レジ横の棚においてあったりする。店名とか営業時間とかが書かれていて、そしてたいてい地図が載っている。
雑貨屋さんとか服屋さんとかの場合、その地図がこう、ほんとに来て欲しいのか?と思うくらいのおしゃれ地図になってて面白い。
それらにはどういう傾向があるのか?また、他の一般的な地図をおしゃれにしたらどうなるのか?調べて、やってみました。
(三土たつお)
おしゃれ地図入門
ぼくのいってる「おしゃれ地図」って何なのか?というのを最初に紹介したい。
で、ここの部分
たまにこういうお店にきておしゃれ地図を眺めては、面白いなあと思っていた。
こういうのをおしゃれ地図と呼びたくなる感覚は分かってもらえると思う。極度にデザイン化されてムダがそぎ落とされた結果、店まで辿りついて欲しいんだかそうじゃないのか分からないような地図になってる。
これはいろんなお店を回ったらきっと面白いに違いない。そう思って50枚ほど集めたら、それらに共通する特徴やいくつかのタイプが見えてきたので、いくつか紹介したいと思います。
おしゃれ地図、研究中
特徴その1:点と線
おしゃれ地図では、道はたいへん細い一定の幅の線、お店や目印は小さな点として描かれていることが多い。
このタイプの特徴は、実際の道幅の変化にかかわりなく、線のはつねに細いことだ。路地なのか車道なのかといった区別は基本的にない。
ここらへんは、いわゆるふつうの地図と比較するほうが分かりやすいだろうか。
ほら、道は幅を持ってるでしょ
特徴その2:完全に英語
次なる特徴は、地名や店名などがとにかく全部英語やローマ字で書かれていることだ。
気持ちは分かる。アルファベットっておしゃれだもんね。
でもその結果、ここはほんとに日本なのか?と思うような地図になっている。二枚目なんかアメリカのどっかなんじゃないの?と思うが東京の代々木八幡だ。
ただ、完全に英語にしちゃうと分かりにくいと思ったのか、日本語とハイブリッドにするような例があって、どちらかというとこういう妥協に親しみを感じる。
「北口」って日本語で書いちゃった。
上の左側の地図では、西口を「west gate」と書いてる。でもこの地図では「north gate」とは書かず、きっぱりと「北口」。おしゃれと実用のせめぎあいとしての日本語。