神戸でカレーのお祭りがあるそうだ。あー、カレー食べたーい。
そのくらいの気分で行ってみたのだけれど、凄く楽しかった。
(尾張 由晃)
ロープウェーに乗って芝生に行くだけで楽しい
カレーを食べるために向かうは山の上。それで乗るのはロープウェー。こらまた大層な、と思ったが乗ったら一気にテンション上がる。ロープウェー、超楽しい。
なんかイベントする人は事前にお客さんをロープウェーに乗せたらいいと思う。
ロープウェーの登り切り、少し歩いて見えてくるのは広い芝生に並び立つテント、くつろぐ人々に陽気な音楽。開放的でゆったりとした会場。
会場が見えた瞬間気持ちが盛上がる。ロープウェーで助走して、着いた時点で飛び立った。カレー食べに来たけど、来た時点で凄く楽しい!
もうこの時点で気持ちは中、口の中はカレーになっているが、まずは受け付け。チケットと交換で食券受け取る。この時点でテントに駆けだしたいところだが、まだ、もうちょっとだけ我慢。
ブルーシートで拠点作り。漬物石でカーリングをした時の的なので、見た目は妙だが実用性は充分。手分けして色んな種類のカレーを集める。作戦だが、分担を決める前に待ち切れずに駆け出した。いざっ、カレー!
フェスの人々はフレンドリー
意気込んで向かったものの、テント前は大混雑で凄い活気。9月も半ばだったがまだまだ暑さも厳しく、まずはビール!グビグビと片手で飲みながら色々な所を見て回る。
そこで驚いたのが人々のフレンドリーさよ。
店の人も歩いている人にも笑顔があふれていて、いるだけで凄く居心地が良い。写真を撮ってもポーズを取ったり、笑顔で写ってくれる。なんだここは、天国か。と、思ったらカレーの天使がいた。
カレーの天使の所に並び「カレーマンの秘奥義が出るでー!」と言ったらもの凄いオーバーアクションでカレーをよそってくれた。
やっぱりお調子者だ!と、嬉しくなっていたら同じ店の店員さんに「そんな事するからこぼれてるよ!」って言われてしょぼんとしてて、これぞお調子者だ!と、更に嬉しくなった。
カレーフェスティバルは食べるカレーだけじゃない
カレーだけではなくカレーのために焼いたという皿も売っていて「どの辺がカレー用なんですか」と聞くと、「なんか、楕円具合とか」と言っていたので緑のものを一枚買った。
そして写真を撮らせて貰っていたら、知らない人が笑顔でピース。ズボンもタオルもカレー色だから多分カレーの神様。
他にもろうそく屋があって、どう関係してるんだろうと思ったらろうそくにスパイスがミックスしてあるらしい。カレーの匂い!?と思ったが、嗅いでみるとスパイスの爽やかな香り。
その中で気になった顔のついたローソクには名前があって、ちょっとつり目のスズキさんをいただいた。スズキさんはどんな奴なんですかと尋ねたら「おっとりしてるんだけど一本芯が通ってる」との事。ローソクだけに芯!上手い!!
と、そうこうしてるうちにみんながカレーが集まった様なので拠点に戻る。