現実世界でシンメトリーな顔といえば……

さて、シンメトリーにすることによって、顔面が若干りりしくなるということは分かりましたが、やっぱりPhotoshopで加工した写真がいくらカッコよくなっても……という気もします。

コンピューターの力を使わずに、シンメトリー顔面を作る方法は……。

コレでしょ、鏡！

小学生の頃やりましたよね。鏡の側面に立って、

「うわーっ、変な顔になったー！」ってヤツ。

ボクと同年代の方なら「志村けんのだいじょうぶだぁ」でＣＭの前に流れていた、鏡を使った変顔コーナーを思い出すんじゃないでしょうか。

アレって要は、鏡を使ってシンメトリーな顔を作り出しているってことですからね。

というわけで、鏡を利用してイケメン写真を撮ってみましょう。

しかし、あのコーナーで志村けんがイケメンになった……なんて記憶が全くないのが若干不安ではありますが。

ちなみにここまでの写真は、九段下にある科学技術館の鏡コーナーで撮っていたのですが、三脚を立ててタイマーでバシバシ写真を撮っていたら「なにやってるのー!?」とばかりに子供たちがガンガン集まってきてしまいましてねぇ……。

それでも「えーい、人様から笑われるのがワシの仕事じゃーい」と、気にせず撮影を続行していたんですが、なんか笑われるというより、引率の親御さんから「近寄っちゃダメ！　あの人と目を合わせちゃダメよ！」みたいな雰囲気が出てきたので、さすがに心がポッキリと折れてしまい家の鏡を使って撮影することにしました。

さて、それでは早速、鏡を使ってシンメトリーイケメンを目指してみましょう。

あれ？　鏡に反射してシンメトリー顔にはなってるハズなのに、なんか全然イケメンにならない……。というか、目が完全にイカレています。

というのも、ウチのカメラはこんな感じなので、

自分撮りをする時はレンズからちょっとズレた場所にある液晶を見なくちゃならないんですよね、そのせいで目線が変な方向を向き、鏡に反射させるとさらに得体の知れないことになってしまうという……。

シンメトリー顔になった状態でまともな目線にするためには、レンズでも液晶でもない、なーんにもない虚空を見つめながら写らなければならないようです。

ほい。

だいぶマシになりましたが……、まだ左右の目のバランスが変。

ぐっ！

おっ、コレはなかなかいい目線！　りりしいじゃないですか……。とはいえ、原型よりもちょっとマシになったかどうかレベルですよね。シンメトリーなのに、シンメトリーなのに……。

ちなみにこの鏡シンメトリー法、鏡の位置をずらすことによってガンガン小顔にすることが出来ます。

……気持ち悪いけどね。

うーん、どうしようかな、このページでイケメンになれた！　ということを前提に次のページの展開を考えていたのに……。もう、このさいイケメンになったと仮定して進めていきたいと思います。みなさんもその辺をお察ししながら読み進めてください。