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フェティッシュの火曜日
 
面白いカードゲームを教えてくれませんか?

初心者でも出来るご近所戦争

最初の指南役になってくれたのが、「全てをプロレス風にするぞコラ!」などちょいちょいデイリーの男くさい系記事でご協力いただいてるTシャツデザイナー&バーオーナーのMUNEさん。もともとは自分と同様にカードゲームはピンと来ない派で、修学旅行でウノとかしてる友達見ると「別に家でやれんじゃん!景色見ろよ景色!」と思ってたそう。確かに!

そんな彼のおすすめが「エスカレーション!」。テーマは「見栄の張り合い」で、ご近所さん同志のバーベキューの場所取りがモチーフになってるのだとか。いかにも海外!イラストは子供やらお爺ちゃんお婆ちゃんやらと一見のどかそうですが…。


バズーカを持つ婆さんが箱ジャケ。

物騒度はすりこぎから核爆発まで。

使うカードは、基本的には物騒なイラストと1から13までの数字が書かれたもの。ルールはとても簡単で、ざっくり言えば「大富豪(大貧民)」に似てるかな。

「一回やれば絶対覚えます!」と断言するMUNEさん。

説明書きを見ると対象年齢8歳以上。そりゃシンプルじゃないと出来なかろう。

遊び方ですが、まず最初にプレイヤー全員が6枚ずつ札を持ち、順番に札を出していきます。出す決まりは、前の人が出したものより多い数字を出す、それだけ。そして一枚出したら残りのカードの山から一枚引く。


数字は順番じゃなくてもいいので、大きい数字を出していく。

上の図だと自分がまず5を出して、次が8、11、再び回ってきたプレイヤーは12以上を出さなくてはいけない。と、すこぶる簡単。

ただ、このままだと最大の13を出せば捨て札は終わってしまうわけで。そこで大事なのがこのゲームの特殊なルール。それは手元にある札が同じ数字なら組み合わせて使用出来るというもの。


これなら21。もちろん2枚だけ使って14でも可。

こちらは1−7のどの数字としても使っていいカード。組み合わせに便利。
これはパスが出来るカード。

こうしてどんどん上の数字を出し合い、出せなくなったらその捨て山をペナルティとして自分の手元に置かなくてはいけない。この数字がどんどん大きくなっていき、止められないヒリヒリ来る感じが文字どおりのエスカレーション!

そして最終的な勝ち負けは手札が先になくなった人…ではなく、ペナルティの捨て山の枚数が一番多い人が負けというのがミソ。だからまだ捨て山が少ないうちにわざと負けてトータルの捨て札を押さえる、というのもひとつのテクニックでもある。

いざやってみると確かに一回で覚えた!そしてワンプレイ10分程度なのでスイスイ楽しめる。それに回ってくるカードの引きや並びに展開がずいぶん左右されるので、初心者でもそれなりに勝てる。ルールを覚えるまで負け続けてイライラ…ってことがないのがいい。


10+10で20、12+12で24があるので強い組み合わせ。

溜まりまくった捨て山がツライ。顔もしょんぼり。

ちなみにMUNEさん、このゲームにハマった果てにゲームのTシャツまで製作。ちゃんとオフィシャルです。

カードゲームという文化系ぽさとは裏腹に男くさい系。

Tシャツはハードコアチョコレートテンデイズゲームズで発売中。「別にアンチ・ビデオゲームなわけじゃないけど、こういうカードゲームは誰とでも出来ていいよね。店でお客と会話なくなった時とか(笑)よくやってるよ」とMUNEさん。こういうカードゲームって会話とはまた別のコミュニケーションツールとして使えるよなあ。

いやー、やる前は不安だったけどいざやるとアッサリ覚えられるし、楽しいぞカードゲーム!ただ文章で説明するのが難しいんだよな…と一抹の不安を抱えつつ、次のカードゲーム行ってみよう!


頼んでもないのに5ゲーム、6ゲーム。

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