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ちしきの金曜日
 
高さ12mの巨大アーチを船でくぐる!

尻無川を船で行くこと自体が夢でした!


以前「コネタ城」に書いた、尻無川の防潮扉のはなし。このころからぼくは尻にむちゅうでした!

堤防にも要所要所に墨痕鮮やか、「尻」の文字が。

いちどきいたら忘れられない甘美な響き。「尻無」。なんでこんなへんてこな名前なのか。

大阪市のウェブサイトによれば、かつてのこの川の河口一帯はアシが生い茂りどこが河口(川尻)だか判然としなかったことから「尻無」となったのだとか。【→「あさ吉 夜話 その十二 〜尻無川〜 注意!pdfです】

大阪以外にも、全国にお尻がないケースがたくさんあるようだ

名前だけではなくて、この尻無川は高い堤防で囲われていて、その風景がドボク好きのぼくのハートをわしづかみにしていたのだ。そして少年は思ったのだ。いつかこの川を船で行きたい、と。少年じゃないけど。2年前だけど。

そののぞみがかなって、とてもうれしい!

さて、ブルーのかっこいい尻無川水門をくぐるぜ!



すてきな工場群のむこうに、半円のシルエットが!

ほんと、この形ってほかに類を見ない。何度見てもきみょう。すてき!

くぐるよ!うひゃー!

真下!真下だよ!


歓声が上がります。当然です。

前ページの写真とあまり変わり映えがしなくて申し訳ない。ぱっと見、色違いなだけだ。

いやでも、コレクションとはそういうものでしょ?色が違ったら集めたくなる。むしろ色違いシリーズだからこそ。というか、これはコレクションなのか?

実際には、木津川と尻無川では、同じ工業地域の水路でも、びみょうに雰囲気がことなり、その風景とのセットで楽しむとまた格別なのだ。それが伝わらないのはぼくの写真の腕の問題だ。すまん。というか、船に乗ってたときは水門のアーチに夢中でまわり引いて撮る余裕なんて無かったんだよ!



前ページと同じく、360度カメラによる、尻無し水門をくぐる映像。船の揺れが激しいのは乗客の興奮の表れだと思ってください。


工業地域を川から眺める!

そう、ほんとにこの「ドボククルーズ」はすてきなのだ。これに毎週乗るために大阪に住みたいぐらいだ。

水門だけでなく、周辺のかっこいい風景もご覧いただこう。


なにこのかっこいいスカイラインは!大阪のモン・サン=ミシェルと呼びたい。世界遺産はまだか。


いいですなー!パイプっ!


バージ船にばら積みするための施設だろうか。こういう水上に張り出すっていうの、いいよねえ!


クレーン!


クレーン!クレーン!


ガスホルダ!大河内賞受賞!なんだかわからないけどわかるよ!賞おくりたくなるよ!


なんかすごいもの作ってる!


サイロもいいよね!


映像でもどうぞ!


船上はシャッター音の途切れる間がない。

立て続けに写真並べて申し訳ない。まだまだたくさんあるんだけど、ひかえよう。とにかく、近畿の方々はいますぐブラウザ閉じてこの「ドボククルーズ」に行ったほうがいい。ほんと素敵だから!



さて、さいごは渋いワインレッドの安治川水門!

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