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はっけんの水曜日
 
アド街っく煉獄、千葉県一宮町

唐突に知恵の輪があらわれた。どうする?

第15煉獄 巨大知恵の輪

さて、境内には小さめの鳥居があって、そこにはなぜか知恵の輪が備え付けられていた。大きくて、直径は多分150cmくらいある。

横にある説明を読んでみると、くぐると脳力がアップする様に祈祷してあるという。くぐっただけで頭良くなるなら苦労しねーっつーの、とか言いながらも若干期待しながらくぐった。

でも書いてる文章から察するに、僕の脳力はあんまり上がっていないように思える。神様、僕に脳力を!


くぐる。なぜか中途半端に腕を上げておる。

隠れミッキーに見えるかどうか、それはキミの想像力次第だ。

第14煉獄 かくれミッキー水道

境内の水道の蛇口が可愛かったので写真を撮った。どう可愛いかって言うと、つまみの部分が耳みたいで可愛いのだ。千葉に住む巨匠キャラクター、ミッキーマウスに何となく似ている。

似ている、と、撮ったときは思ったのだがこうして改めて見てみるとそうでもない。そうでも無いけどこれ抜いちゃうと順位とか色々面倒なのでこのまま載せちゃう。

やっぱり脳力上がってない。

 

海守、2000円。

第13煉獄 八尋和邇(ヤヒロワニ)の海守

さて、少しはちゃんとした物も紹介しないと、一宮町や玉前神社の皆さん、いっちゃん、たまさきん、じゃなかった、いちみやんにも申し訳無い。たまさきんって素で間違えた。

たま、ちがう、いちみやんの横では「八尋和邇海守」というお守りが売られていた。玉前神社の神様である玉依姫命(たまよりひめのみこと)は海の神様で、古事記によるとその姿は八尋(12m)のジンベイザメなのだという。

そのジンベイザメをモチーフにしたペンダント型のお守りがコレ、「八尋和邇海守」。青いガラスか石かなにかがはめ込まれた金属のお守りで、なんとも格好良い。

2000円と、いちみやん3.3体分の値段が気になるが、サーフィンやってる人に買ってあげたらいいんじゃないかと思いました。


なかなか良いデザインだと思いました。
上に書いた説明は、この内容を丸写しさ。

 

もう、なにがなんだか。

第12煉獄 さざれ石

みんな知ってる君が代の歌詞。

「さざれ石の巌となりて」のさざれ石が、しれっと玉前神社に転がっていた。

っていうか、さざれ石ってなんだ?


正直、コンクリの塊かと思った。

さざれ石とは本来は小さな石粒を指す言葉だそうだけど、石粒が集まって岩になった状態も指すという。そう、さざれ石とは鉱物の名前でもあったのだ。君が代の中では細かい石粒(国民)が一致団結して国を作るという象徴的な意味で詠われている。

石灰岩が雨で溶けてその成分が空気と反応して周囲の小石を寄せ集めながら固まった物をさざれ石という。鍾乳石が出来る過程で、そこに小石の層があったらさざれ石になるって感じだろうか。もちろん鍾乳石同様、長い年月を掛けて作られる。

見た目的には砂利を混ぜたコンクリの塊そのものだけど、細かく見ると少し有機的というか生物的な癒着を感じさせるくっつき方をしている。

微妙に苔も生えていて、まさに君が代で詠われている通りのさざれ石だった。


説明を読んでも、コンクリの塊だなぁって思っちゃったけど、コンクリも石灰岩から作るし似たようなもんだよね。

 

なぜか砲弾が。どんぐりみたいですね。

第11煉獄 砲弾と錨

日清日露戦争以降の戦死者を祀っている「招魂殿」のすぐ前に砲弾が立てられていた。ひんやりとした鉄の塊が二つ。

招魂殿の説明は看板に書かれていたのでわかったのだけど、砲弾の説明は特に書かれていなくて謎だった。


なぜか境内に錨。

こちらは錨。なんでも、明治の末に九十九里の海に沈んでいた物だそうだ。なんでそれがあったのかは不明だけど、たびたび漁の網に引っかかって網が破けるなどの被害があったらしい。

それがある日また網に引っかかり、でも網が破けずに錨を引き上げることが出来た。そこで村人達は、

「玉前神社のおかげにちげぇねぇ!」

って事で、玉前神社に奉納したらしい。流石玉前様だぜ。


次は美味しい新名物と、僕が通ってた高校に行っちゃうよ。


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