メガネに命を注ぎ込む儀式

このままでは動かないので、メガネに命を注ぎ込む儀式を執り行おう。

手元にあるスイッチによって、メガネに付けているサーボモーターの角度を操れるようにするのだ。

パソコン側の準備としては、Arduino IDEというソフトをインストールしておく。

あまり具体的に書くと、苦手意識を持つ人も居るかと思うのでザックリと説明すると、例えば「２番でスイッチが押されたら、９番が動け」と書いてボードに送る。
すると、命令を記憶したボードが出来上がる。そしてそのボードの２番にはスイッチを、９番にはメガネを繋ぐのだ。

今回はエレクトロブリックというArduinoの拡張ボードと専用部品が組み合わさっているキットを使っているが、プログラム側で指定した番号をこのボード上に書いてある番号に配線するだけで簡単に動くものができた。

今までに｢電子工作・手芸に興味はあるけど、プログラムとか分からないし手を出しにくい｣という人にも何度か遭遇したことがあるが、プログラムはネットや書籍などに公開されているものをコピペすれば良いと思うので、プログラムの知識がなくてもそんなに難しくもないと思う。

私の場合、プログラム関連は本業でやっているので入り易かったが、電圧や電子回路などの苦手分野については、今回のキットを使えば特に知識を付ける必要もなさそうだ。

上で｢スイッチ｣と説明したが、例えばこれを「ガスセンサー」に取り替えると、ガスを検知して目が動くようになる。おならの匂いが分かるらしい。

今回は微妙な表情まで自分の思い通りに動かしてみたいので、[ON・OFF]の切り替えスイッチではなく、細かく数値を調節出来る「ボリューム」を利用する。

完成品装着でUSTREAM！

そして装着状態でUSTREAMに出ることになった。

このアイマスクの難点と言えば、装着すると全くなにも見えなくなるという点だ。何も見えない状態で出演してきた。
見えないと歩行すらままならないが、どういう訳か何も見えてないことで妙に安心感があった。

今回は「目を動かす」のみの装置だったが、そのうち別パーツを動かしてみたり、鼻フックなどの顔芸にも挑戦できたらと思う。