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ひらめきの月曜日
 
光るドロ団子を硬さで倒せ!自作ドロ団子


今回は惑星直列の話です。重力が引き合います。

何がきっかけか忘れてしまったが、ドロ団子について検索した時、出てきたのは「光るドロ団子」の情報ばかりだった。みてみたら、ドロとは思えない程ピカピカに光ってるドロ団子。

凄いなぁと同時に、そこか!?と、思った。光るのも良い。大いに光ればいい。だけど、硬さはどうなんだ。

ドロ団子と言えば硬さを競う物だった(僕の幼少時代は)。例えどれだけ光ろうと、輝こうと、柔らかかったら意味がない。

どんなに綺麗に盛りつけても、味が悪い料理はダメだ。ドロ団子にとって、硬さは料理にとっての味なのだ。硬さなら負けないドロ団子を作れると思う。光るドロ団子、硬さで勝負だ!!

尾張 由晃



ドロ団子作りは素材選びが重要

子供時代、ドロ団子硬い王としてならした私が、子供時代の方法でドロ団子を作ってどっちが硬いか、戦おうではないか。ドロ団子を作りに公園に向かった。


と、言う事でドロ団子作りに公園に来た。

が、子供時代と違って普段遊んでいる訳では無いので土質を把握出来ていない。まずは土探しだ。


黒いから気になった。
が、木の葉とか枝とか。

赤いのも気になるよね。
でもジャリジャリ。

ここが一番重要で、ドロ団子には赤土か黒土が適している。硬そうな色だからだ。赤土は赤い土で、黒土は黒い土。

その上でキメが細かく、粘土質なら凄く良い。まずは硬そうな色を探そう。


ここだ。
黒くてペタペタ粘土質!これだ!

色々見ていたら、ブランコの下の削れた地面から、黒くて粘土質な土が顔を出していた。ここだ!石で削り、素材を採取した。

 

子供って意外と気が長い


これが今回のドロ団子の素材。
ちまちま、ちまちまと小石や草を取り除く。

出来たら、水を混ぜて、こねる。

素材が集まったら、異物を取り除き水を混ぜる。本当は青いホースの付いた蛇口の水が適しているのだが、無かったのでボルヴィック。
水の硬度はドロ団子の硬さに関係ないので、軟水でOKだ。


久しぶりのドロ感。

そしてこねたらある程度の大きさで複数に分ける。ドロ団子作りは途中で割れてしまうのは当たり前なので何個か作るのが基本。一球入魂は立ち直れない場合があるので出来るだけ避けるべし。


生を得たドロ団子達。左から「ドン」「ゴン」「ベン」「手あか」と名付けた。
コーヒー飲んで乾燥待ち。

形が整ったら乾燥するのを待つが、待てども待てども乾かない。 子供って短気なのに、ちまちま小石を取り除いたり、こんな気の長い事をやってたのか。

 

ドロ団子を熟成させる

1時間待ったのだが乾かない。しょうがないので今日の作業は終えて熟成に入ろうと思う。が、ドロ団子は家に持って帰ってはならない。


丁度良い置き場所があった。

採れた公園の風にさらされる事によってドロ団子は熟成し、磨かれ、硬くなっていく。


危険と隣り合わせだが、雨を防げるのがここしかなかった。

もちろん屋外に置く事による危険は多々あるが、獅子が我が子を崖から落とし、這い上がってくる者だけを育てるように、この危険を乗り越える運も無ければ強いドロ団子にはなれない。

という設定だったが、実際は家に持って帰ったらお母さんに怒られるからだ。今は一人暮らしで持って帰っても支障ないのだが、子供時代の作り方を踏襲したい。

 

ドロ団子は夜を越えられたのか


あるかな、あるかな。

ドロ団子と僕は別々の所で夜を明かし、僕はドロ団子を迎えに行く。ドロ団子はまだそこにあるのか。この時がドロ団子作りで一番ドキドキする所だ。


あった!!!

あった!ドロ団子は夜の寒さにも孤独にも耐え、子供達の魔の手からも逃れてそこにあった。良かった。勝手に放り出しておいてなんだが、無事で本当に良かった。

コイツらは強くなる…どこまでも硬くなれる。そう確信した。


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