タイツって買うのってすごい勇気が要りますよ
毎度おなかいっぱいの切ないエピソードを展開してくれたデッサンおにぎり部。エピソードからおにぎり紹介へと移る瞬間の加速感みたいなのが、僕は好きでした。
「デッサンおにぎり部(地主 恵亮)」
--回が増すごとに絵がうまくなっていったんじゃないでしょうか。特に「紅鮭と昆布のおこわ」の回がうまいなと思いました(安藤)
(地主)「紅鮭と昆布のおこわ」は僕もよく描けたと思います。でも、それを含めても、幼稚園児の絵みたいで、もうちょっと上手く描けるはずなのに、と悔しく思っていました。
美大進学のためにデッサンをしていた頃に使っていた鉛筆を引っ張り出したのですが、全然変化ありませんでしたね。悪い意味での「弘法筆を選ばず」です。
--先述の紅鮭と昆布のおこわは絵が上手いんですが、その分話がひどいですよね。タイツの話。今日も履いていますか?
スカート回りをする記事でタイツを初めてはいたのですが、本当に温かいんですね。もちろん毎晩はいています。
でも女性用なのでサイズが小さくて、すでに股の辺りが破れてきています。タイツを買うのには、すごく勇気がいるので(初めてエッチな本を買うようなドキドキがあります、なぜでしょう?)、縫って使おうかと思っていますが。
--個人的には赤飯おこわの実家の話が好きでした。なんか切なくて。
僕も切なかったです。
でも、父も弟もそれが普通で慣れているので明かりがつかないことへの疑問はなく、引っ越すまでずっとそのままだったそうです。つげ義春のマンガに出てきそうな雰囲気になっていて面白かったです。
--カリカリ梅ゆかりの回にある「いっちょめいっちょめわーお」ってなんですか?
志村けんさんがやっていた「いっちょめいっちょめわーお」です(あれ、ご存じないですか)。
なぜだか一人で部屋にいると、夜になると変てこなテンションになって、変な動きがしたくなるんです。特に今冬は、「いっちょめいっちょめわーお」のリズムと動きにはまっていましたね。