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年末年始とくべつ企画
 
いらんもの全部盛り(2010年総集編その3)

外側ももちろん魚の写真が印刷されてます「ホッケはペンケースに似ている」より

鉄道愛の瞬間。口元はこらえているが目が三日月になっている「栓抜きのある列車を探す小さな旅

この山車の異形ぶりときたらなかったです 「ハンザキ祭りでハンザキ山車をひっぱってきた

乙幡啓子

自信がある記事
ホッケはペンケースに似ている

カフェアートでウルトラQをやってみる」か「ホッケはペンケースに似ている」ですが、今も手元に残っているのは“ホッケース”なのでそっちにします。カフェアートは出来に気を良くしてクラブ活動のコーナーに「カフェアート部」を作る勢いでしたが、当時真夏だったのと大変面倒なことが想像できたのでやめました。

いちばん記憶に残っている記事
ハンザキ祭りでハンザキ山車をひっぱってきた

栓抜きのある列車を探す小さな旅」と「ハンザキ祭りでハンザキ山車をひっぱってきた」が超絶に楽しかったので心に残っています。旅は1人がいいね。でもハンザキさまは同好の士とともに観覧したかった。だって「ハンザキさま」ですよ、面白すぎるじゃないですか。

−−−工作ものって制作に時間かかるから大変ですよね。いつもどのくらいかけてるんですか?

1日ってときもありますが、それはたいてい切羽詰ったときなので、出来もそれなりのモンができます。
ちゃんと時間かけていい感じになるときは、1週間弱くらいはつきっきりでやってますね。時間かければいいものが、って当たり前っちゃ当たり前だったんですね。

−−− ホッケース、うちの妻が欲しいって言ってましたよ。量産できないですかねえ?

今、ツテを頼って作ってもらってます。
最終の試作が来年早々にできあがるので、もう少ししたら量産できるかも!待っててください。
試作の出来を見に行くたびに、焼きたてのホッケをプリントした布が机に出されているのを見ると、よくわからない気持ちになります。

−−− 旅の話ですが、乙幡さんの遠地取材記事って絶対行きの電車から始まるんですよね。これ他の人ならまず削るとこじゃないですか。やっぱり書かずにはいられない?

いられません。

すっかり工作の人として認知されてる乙幡さんですが、じつは鉄道愛もなかなかの物。工作みたいに前面に押し出してるわけじゃないのに、記事の端々から愛が漏れだしてくるんですよ。読んでてそういうのを見つけると思わずニヤニヤしてしまいます。

本業(?)の工作の方では、来年大阪でグループ展があったりと、デイリー以外の活動も活発になってきた乙幡さん。来年のご活躍に期待しましょう。


アメッシュのビジュアルがサーモグラフィに似てるところもプレデターっぽかった。「アメッシュでゲリラ豪雨を追う!」より
狭い公園を満喫する萩原さん。狭さの表現「滑り台を滑ると壁が近くて怖い」というのが秀逸でした。写真はまだ広い方 「小さすぎる公園めぐり
こちらも今年のトップテンに入るのではないかというシュールな写真。 「ダムの形式を解説します(人体で)
地理や土木に関するソリッドな記事が続いたと思ったら、パッケージの開けにくさに憤ったりするお茶目な一面もあります。 「開けにくいパッケージとの戦い

萩原雅紀

自信がある記事
アメッシュでゲリラ豪雨を追う!

自信作、というほどでもないのですが「アメッシュでゲリラ豪雨を追う!」は気に入っています。
取材日にちょうど豪雨が発生したし、意図していないのにうまく起承転結が起こって、
なんだか記事としてまとまった感がありました。

いちばん記憶に残っている記事
小さすぎる公園めぐり

記憶に残っているのは「小さすぎる公園めぐり」です。たまたま近所で小さな公園を見つけなければ
絶対に行くことのなかった、各地のディープな狭小公園めぐりはものすごく面白くて、
これからも各地で探したいなと思っています。

−−− 「小さすぎる公園めぐり」は、僕も今年のデイリートップ10に入る名作だと思います。あのうら寂しさがたまらないんですよ。公園はどうやって探したんですか?

それぞれの区のホームページに「公園一覧」みたいな表があったので、そこで特に面積が小さい公園をピックアップして観に行ってみました。
もう表の段階から「この公園小せぇー!」とか、大興奮してました。

−−−今後もライフワークとして続けていきます?

すごく楽しかったので、違う区も観に行って、また記事にしたいです。
ライフワークのひとつになったらいいですね。
ライフワークと言えば「外から便器がまる見えの公衆便所」もずっと撮り続けているので、いつか発表したいと思っています。

−−−ゲリラ豪雨は、見えない敵と戦ってる感じがよかったですね。プレデターみたい。そういえばダムの記事が入ってないですね?

ゲリラ豪雨の記事は本当にドキドキハラハラでした。書いている時もそのドキドキが継続していて、勢いよく書けてしまった気がします。

今年はダムの記事をたくさん書きたいと思って初日の出に誓ったのですが、その後気がついたら半年近く書いてない期間があったりして、ダムライターとしては失格でした。
あと、ダムの記事だとどうしても自分の中での採点が厳しくなって、まだ納得のいく記事が書けてません。最後の「ダムの形式を解説します(人体で)」はかなり好きですけどね。
来年は、ダムの中で働く人の記事も書きたいなあと思っています。

今年の総括インタビューなのに、来年の記事の予告が2本も飛び出してしまいました。「外から便器がまる見えの公衆便所」はタイトルだけでも相当味わい深いですね。

萩原さんの記事は何を紹介するにも全力でおもしろがってくれるので、読んでるこっちも楽しくなってきますね。来年もそのおもしろがり力で、いろんな新しい物件を紹介してくれることでしょう。

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