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ちしきの金曜日
 
生まれて初めてちゃんとプロレスを観てみた

試合始まりました


指定席五千円。間近で観れるやつは二万円くらいはするそうだ

着席するとこんな感じ。リングはかなり遠くて、選手の細かい挙動はちょっとわかりにくい。したがって画像左側の大型スクリーンで試合の様子を見守ることとなる。


スクリーンをちょっと見上げる感じになる

 

リングを見つめる目がキラキラしてる

プロレスのルールはこんな感じ

玉置さんがプロレスのルールを教えてくれた。だいたいこんなところのようだ。

  • 相手の両肩をマットに3秒間押し付ければ勝ち
  • 相手の顔面をグーで殴っちゃ駄目(肘やチョップなら良い)
  • リングの外に20秒以上いると駄目
  • 5秒以内の反則ならべつに良い

斎藤「5秒以内の反則なら良いって…」
玉置「まあ、その辺アイマイなんだよね」
大坪「たとえば相手をグーで殴るの、反則だけど1秒もかかんないでしょ。解釈にもよるんだけれどオッケーなんですよ」
斎藤(解釈???)

せっかく基本的なルールを教えてもらったのだが、目の前でやっていることが、その基本ルールとぜんぜん違ったりする。

例えば、弟5試合は「相手をマットに両肩つけるとか関係なし」で「相手を失神させたら試合終了」というルールだった。

凶器攻撃も5秒以内の反則だから(「解釈」にもよるけれど)オッケーなんだそうだ。パイプ椅子とかで普通に相手をガンガン殴る。ものすごい痛そうである。

ただ、試合が進むと、だんだんパイプ椅子攻撃にも見慣れていく。


すごくカジュアルにイスで殴る

しかし、自分で「もうパイプ椅子見慣れた」って思ってたところに、でかい脚立が凶器としてリングに持込まれたのは正直ビビった。


 

斎藤「あれ!脚立!でかいですよ!」
大坪「あれは『ラダー』って言って、まあ良くある凶器攻撃の一つ。『テーブル』と『ラダー』と『チェアー』はよく出て来て、それが全部出て来ると『TLC マッチ』って言う」
斎藤(なんだそのBLTサンドイッチみたいな略称…!)
玉置「ほら、今度は番傘とバケツ出て来た。だんだんドリフっぽくなるよ」


出て来たバケツはこのように使われた 。た…楽しい!

とにかくプロレスを語るのが嬉しそう

ルールだけじゃプロレスはわからん

ルールは玉置さんが教えてくれたが、それだけじゃプロレスはまだわからない。大坪さんはプロレスのルールじゃない「決まり事」をいろいろと教えてくれた。


かわいそうなくらい腕をガンガン蹴られる選手

大坪「例えばプロレスには攻撃一つとっても意味があるから。今、腕を攻撃してるじゃないですか。あれはラリアットが得意な選手の腕を、潰そうとしているんだよね」

斎藤「はあー、ナルホド…そういうストーリーがあるんですね…」


でも大丈夫だった

斎藤「ん、さっきやられてた方が今度は反撃に出ましたね。ラリアットしてますけれど、さっきの腕への攻撃は効いてないんですかね」

大坪「そこはね、どう解釈するかなんだよね」
玉置「その辺アイマイなんだよね」

とにかく試合には「流れ」「ストーリー」があるということみたいだ。

 

プロレスは終わらない特撮

大坪「例えばこうして悪役のレスラーが勝ったりすると、そのストーリーはまた次の試合に持ち越されるからね。プロレスってのはね、俺に言わせると『終わらない特撮』なんだよ」

斎藤「…でもそれだと、僕みたいに初見の人にはわかりにくくないですか?」

大坪「たしかにそれはそう!団体の中には1回1回の興行の中でストーリーをまとめきっちゃうところもあるんだけれどね。うーん、斎藤君にはどんなプロレスが向いているのか…」


持ち込みの菓子パン(持ち込みOKなんだそうです)を食べはじめる玉置さん。イベント終了まで3個の菓子パンを食べていた

僕もお腹減ったなあ…と思っていたら大坪さんが柿のタネくれた(二人とも準備が良い)

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