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フェティッシュの火曜日
 
通販番組を観察する

通販番組を異国のテレビのような気持ちで眺めること数時間、多くの番組でよく見受けられたのは以下の項目だ。

1.超ポジティブな感想から始まる

「こんな柔らかいジャガイモはじめて!」「美味しくて健康でみんな笑顔!」

など通販番組は超ポジティブな言葉から始まる。商品名やどういった商品であるかよりも先に「うわー、きもちいー」のような声からはじまることが多い。テーマソングがあるジャパネットは珍しい部類。

2.セールスポイントは効果音つき

商品の紹介でセールスポイントを言うときは画面に文字が出る。そのときに「キラーン」や「チャチャーン」などの効果音が必ず入る。これはほとんどの番組でそうだった。

3.文字だとスルーできないようなことを言ってる

アイロンの通販で、「わたしってクリーニング出すのが苦手なのよー」と言っていた。はじめて聞く苦手である。

クリーニング店のまえにでかい犬がいて怖がっているQちゃんを想像した。

おまえはオバQか

ダイエット食品の通販では「完璧!ハッピー!まるで天国!」と言っていた。文字で読むともうちょっと地に足ついた表現はないものかと思ってしまうが、耳だとスルーしてしまうものである。

4.これまでの不便な思いはモノクロ

その商品を買うことで解決される不便さのシーンはモノクロでスローなBGMがかぶせられていることが多い。

古いモップで水浸しになったシーン、太っててズボンのボタンが止まらないシーンがモノクロで描かれる。

たとえばハサミを通販で売っている番組があったとしたらきっとこんなである。

「カッターでものを切るときにこんな思いをしたことはありませんか」

5.効果の説明のあとはすかさずCG

こんな効果があります!のあとはCGが入ることが多かった。

マッサージ器の機能を説明したあとは、マッサージのもみ玉が背骨をどのように刺激するかをあらわしたCG。圧力鍋では鍋のなかみがCGで。たるみをなくす化粧品では細胞のCG。

つるつるテカテカのこれぞ3DCGというCGである。

「でもハサミなら分子のレベルでカットするので嫌な匂いが残りません!」

[スタジオ→CG→利用者の声] が繰り返される。でもスタジオや利用者の声が微妙に違う人が出てくるのでなんども見ているような気にならない。

6.おまけは必須

60個入りの商品を紹介するときもまずは30個と言っておいてから「いやいや、60個入りで!」と言ったりする。

もちろん商品の値段を言ったあとの「ちょっとまって!」「さらに!」は頻出である。もう一個ついてきたり、継続する商品の場合は年間割引があったりするのだ。

7.最後は1画面で

最後は商品の名前、代金をすべて収めた画面で終わる。曲はアップテンポである。

もっと小さい文字でたくさん書いてあることもある

なんとなく分かったところで通販番組っぽいものを作りたくなった。



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