とまぁ、こんな感じ。不要になって久しい事もあり、たいていは土塁(土を盛って築いた土手)が残るだけではあるけれど、そこに想像力(妄想力とも言う)を働かせ、歴史ロマンを見出すのがこの手の史跡の正しい使い方だ。
明石海峡大橋の袂にお台場が
さて、今回は瀬戸内海沿岸の台場である。
淡路島が目前に迫る兵庫県の明石海峡は、大阪への船の出入りを監視するのに適した場所だ。と同時に、けしからん船に砲撃を浴びせるのにも適した場所である。そんなワケで、明石海峡の両岸には、それぞれ台場が築かれた。
まずはそのうちの明石側、「明石藩舞子台場跡」を見に行こう。最寄り駅は、明石海峡大橋の真下に存在する舞子駅だ。 |