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はっけんの水曜日
 
オリジナル具入りせんべいを作る


一部作るのを忘れたものがありますが、だいたいこんなのです。

エビがプレスされて化石みたいになって入っているおせんべいがあるじゃないですか。具入りっていうんですか。あれ、見てるだけでたのしいですよね。

最近はエビだけじゃなくて、いろいろなものが具になっているらしいので、思いつくままにオリジナルせんべいを作ってみたいと思います。魚肉ソーセージとか。

玉置 豊



きっかけは、ほたるいかせんべい

以前富山にいったときに、お土産売り場で売っていたのが「ほたるいかせんべい」というホタルイカの化石みたいなお菓子。いや、お菓子といっていいのかこれは。

せんべいはホタルイカだけにとどまらず、そのまわりには「いかすみせんべい」やら「かにせんべい」やら「わかめせんべい」やら、気がつけばお土産売り場には何でもありのせんべい戦国時代が訪れていたのだ。


「海産物だったらエビじゃなくてもいいのか!」と、目から鱗が落ちた。いや海産物である必要もないのだ!
原材料は澱粉らしい。米粉じゃなくて片栗粉ということか。

さっそくお土産用に購入したほたるいかせんべいの原材料をみてみると、澱粉とホタルイカとイカと調味料少々。イカは生地に練り込んであるのかな。

このシンプルな材料だったら、どうにか自分でも作れそうである。ならば魚介類にこだわらず、思いつくままにオリジナルせんべいを作るのも楽しそうだ。

 

片栗粉せんべいの作り方

本来は生地にエビなりイカなりのメインとなる具をすりつぶして練り込むのが正しいのだろうが、今回は具の種類をいろいろ試すことが目的なので、片栗粉と調味料のみのシンプルな生地とした。

片栗粉を水で溶き、塩と砂糖をちょっと入れて生地をつくり、薄く油を塗ったテフロン加工のフライパンにトロリとたらしたら具を乗せて、上から熱した鉄製のフライパン(スキレット)でプレス。これはクッキングシートの上からアイロンでやる方が楽しそうだったが、アイロンの場所がわからなかった。聞きづらいし。

あとはうっすら焦げ目がついたらできあがり。


このくらいのとろみでいいのかな。
具を乗せて上からジューとプレス。

さも正しいことを書いているような文章だが、フィーリングではじめて作っている料理なので、あまり信用しないように。


生地が膨らもうと抵抗するボコボコという感触が伝わってくる。スキレットの裏にも油を塗ってありますよ。

生地部分の味はまるっきりオブラート味。味のしないものの代名詞であるオブラートなのにその味がするっていう感想は、なんだか一周まわっているなと思った。

 

いろいろやってみました

実験はせんべいだけにサクサクと進んのだが、その食感は焼き立てを食べたからかネットリして、せんべいというよりは、ぬれせんに近かった。あるいはゴム。

魚介類はもちろんのこと、肉類、野菜類、そしてスウィーツまで、思いつくまま適当に試してみたので、見たいものから見てみてください。


タコ ベビーホタテ カニカマ
中トロ サーモン ハマチ
タイ 甘エビ イカ
中華クラゲ 魚肉ソーセージ 山葵ふりかけ
生海苔 カキ アオヤギ
ナマコ 鶏肉 鶏皮
牛肉 ローストビーフ 豚肉
ハム サラミ ニラ
リンゴ バナナ チョコレート

やっぱり生地が片栗粉だけだとちょっと硬いし味がないので、もっと味を追求するのであれば、水ではなくダシで溶いたり、他の粉を混ぜたり、なにかのすり身などを入れてやるといいと思います。あるいはこの記事のように片栗粉を熱湯で溶かしてから焼くのが正解なのかな。

個人的に一番のおすすめはカニカマ。結局甲殻類がおいしいのかと悔しく思ったのだが、よく考えたらカニカマは魚のすり身ですね。

具をいろいろと入れること自体は楽しかったので、今度は生地作りと焼き方にこだわってみようと思います。

わかったこと

生地部分は味がほとんどないので、具の味はそのままに、歯ごたえとボリュームだけが増加する感じで、なんとなく宇宙食っぽい。

水分の多いものは、どうしても生地がネチョネチョしてしまうが、それはそれでおいしい。

脂の多いものは、その脂を生地が吸ってしまってダメ。

やっぱりクッキングシートを敷いた上からアイロンでプレスするのがよかったかも。

料理としては具より生地のおいしさのほうが大切。私がやったことは、外国人がご飯の炊き方もろくに調べず適当に作ったシャリにデタラメなネタを並べた寿司の食べ比べみたいなものですね。

でも地方企業のワンマン社長がやる新商品開発みたいでおもしろかった。


 
 

 

 
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