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ひらめきの月曜日
 
USBポートにフックをつけたら超便利
USB缶ホルダー


パソコンのUSBポートがあまってないだろうか。

特にデスクトップパソコンだと、全面に背面にとやたらいっぱい付いてくるので、僕はけっこう持てあましている。

そんなUSBポートを、有効活用する方法を考えた。

(text by 石川 大樹


 

メガネの置き場

去年の暮れに3DポータルZというサイトを始めて、それ以来、僕のデスクには3Dメガネが置かれている。これがけっこう、置き場に困るのだ。


メガネだから汚れちゃまずいし、曲げてもダメだし、へんなサイズだしで、なんだか収まりどころがない。仕方がないので机の上にべたっと置いている


モニタの横にでも引っかけられたら便利だと思うのだが、あいにくこのモニタには、ひっかけるためのフック的なものがついていない。会社の備品なので、市販のフックをべっとりと貼ってしまうのも気が引ける。


かといってこれでは、人が通った風だけで落ちる


なんとかならんものかな、とモニタをジロジロみていたところ、発見したのがこれである。


USBポート!

 

USBフックを作ろう

USBは便利だ。SDカードリーダーも挿せるし携帯も充電できる。扇風機だって回せる。その節操のない多用途ぶりはなんなんだ。なんでもありか。

だったら、フックだって挿してもいいだろう。


電子部品屋でUSBコネクタを買ってきた。1個50円


何にも付いていないUSBコネクタは、ちっちゃくてなかなかかわいらしいものであった。つぶらな2つの目も付いている。水槽に入れて3日くらい飼いたい。(たぶんそのくらいで飽きる)


ためしに挿してみたら抜けなくて焦った。大半がポートに埋まってしまうので持つとこがないのだ。

 

 

USBデバイスの新時代

パソコンのUSBポートには、みなさんご存知のように、大きく2つの機能がある。信号の伝送と、電源供給だ。

両方を使えばカードリーダーや外付けハードディスクが動く。

電源だけ使えば携帯の充電ができたり、扇風機が動く。

そしてどっちも使わないのが、フックだ。


会社の自席でハンダ付け。社内にハンダの匂いが充満し、ドキドキする


学生時代、使わなくなったストーブを「上にテレビを置くのにちょうどいい」という理由でずっと部屋に置いていたことがあった。いろんな周辺機器を接続できるUSBポートだが、今回の処遇はあのストーブと全く同じである。ただの「足場」だ。


アジの小骨を抜くような作業


上の写真は、ペンチで端子をひっこ抜いているところだ。

今回は電源は使わないのだけど、電気は放っておいてもポートから勝手に流れてくる。それがフックを通ってショートしたりするのを防ぐため、中の端子を抜くのだ。

コネクタにしてみたら「えっ、そこ抜いていいの!?」っていうところだと思う。


完成


コネクタにつけた針金にフックを引っかけて、完成。

本当はフックに直接ハンダ付けしたかったのだが、鉄はハンダじゃくっつかない。仕方がないので引っかける方式にした。

はじめての自作USBデバイスが完成した。さっそく接続してみよう。


USBを挿したときのピコッていう音は鳴らず、windowsには完全に無視されたかたち

予想はしていたことだが、ほんとうにただのフックである。


ハードディスクをつなげば何テラものデータを格納できるUSBポートだ。そこにフック。

ライブカメラをつなげば世界中に自分の姿をライブ配信できるUSBポートなのである。そこにフック。

今までは何もつないでなかったので、いっさい役立っていなかったこのポート。今はフックが付いて前より役立ってるはずなのに、強烈な「だいなし」感に襲われるのはなぜだろうか。

…いや、フックだって便利なんですよ。


なくしがちな内線も定位置で保管できるし

テープカッターを引っかけてトイレットペーパー風に使うことも


ふせん+ペンはふつうに便利

自分で仕留めた獲物(ヘビ)をぶら下げておき、同僚に強さをアピール(社内恋愛への第一歩)


ほんとに便利なのだ。

冗談のつもりが、うっかりマジで便利なものができてしまったのだ。事実、撮影を終えて原稿を書いてる今でも、このUSBフックはバリバリ使っている。

来月あたり、ダイソーの店頭に並んでいてもおかしくないレベル。(商品化の際は一応ご相談ください)


編集部内で話題沸騰(無理やり自慢したため)

 

はい、こちら製品開発部です

その後、味を占めて、あっというまに新製品を2つ開発した。

USB針金と、USB輪っかだ。


左上がUSB針金、その下がUSB輪っか


USB針金はいろんな物をくくりつけることができるぞ。たとえばこんなカゴをつければ

デスクトップ用外付けドリンクホルダーに!ペンケースにもなるよ


USB輪っかには棒状のものを引っかけられる

花を飾れば殺風景だったオフィスが一気に華やかに!


電気の足かせを取り除くことで、USBの秘められたポテンシャルが一気に解放された感がある。


ぜんぶ付け

 

今度はモバイルだ

唐突だが、外にやってきた。


ノートパソコンにもUSBポートがありますよね


USBが役立つのはオフィスでだけじゃない。

最近はノートPCを持ち歩いて、カフェを主な仕事場にしている人も多いそうだ。そんなモバイル派の人たちにも、USBの恩恵を授けてあげたいのだ。


さっき作ったUSB輪っかに、カバン用のストラップを

逆サイドには、ヘッドフォンの穴があった。ここに新製品、オーディオミニプラグ輪っかを挿入。


パソコンだけ運ぶのに、わざわざパソコンバッグを持ち歩くのってムダじゃないですか?そこで、このストラップである。


デュアル端子仕様


ノートパソコンがそのままかけられる!


なぜかパソコンが急にオールドスクールな見た目になった。昔の携帯電話を思い出す。資料でしか見たことがないが、こうやって電話機に直接ストラップが付いている形状だった。

まあこの際、ビジュアル面はおいておこう。新デバイス(?)はまだあるのだ。


LAN袋ハンガー


仕事を終えて、帰りにコンビニでも寄るか、なんて時にこれが役に立つ。


買ったものを留められる

LANのコネクタは挿すと「パチッ」とロックがかかるので、重い荷物にも耐えられるのだ。


ここまでぜんぶフリーハンド可


カバンを省略した上に、パソコン自体にカバンの機能を持たせてしまった!IT革命!


モニタのコネクタはネジ付なのでさらに強いかと思われたが、うっかり違う端子を買ってしまったので製品化ならず…

 

どんな端子も使えます

今回は3つの端子を試したが、まだまだ世界には未着手の端子がたくさんある。携帯の充電端子、スマートフォンの接続端子、デジカメのSDカードスロット、などなど…。

こういうのを、収納に、持ち運びに、とフル活用していけば、もっともっと生活が便利になっていくかもしれない。(ただしポートに変な力がかかってどんどん接触が悪くなります)

撮影終わってから見たらUSB輪っかが見事に壊れていた。あのまま一歩でも歩いたら危ないところであった…


 
 

 

 
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