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フェティッシュの火曜日
 
水天宮は妊婦の原宿だ


男なら「今年は戌年じゃないよね?」と思う絵馬。

初詣・七五三・結婚式など、日本では人生の節目の行事に「お参り」がある。中には正直バレンタインやクリスマスレベルのぼんやりした行事になってるものもあるけども、神社を通ると「せっかくだからお参りしていこうか」と思ってしまう程度には染みついていたりする。でも、中には我々がまだ知らない、体験してないお参りも中にはある。それも「男だけがよく知らないお参り」てのも。

昨年妻が妊娠したのだけど、それで始めて知ったのが「戌の日の安産祈願」というお参り。よくお守りで「安産」があるのは知ってる(昔の『笑っていいとも!』とかで)けども、それ用のお参りがあるとは知らなかった。これって男は知らないよね?ということで男目線で参ってきたレポートです。

大坪ケムタ



服、お菓子、そして手渡し隊

まず「戌の日」って何?牛の刻参りとかマイライフアズアドッグ的な?てところからいきましょうか。このお参りは妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日(12日に1度)に腹帯を締めて母子の健康を祈願するものです。

もちろん他の日でも神社で安産祈願はやってくれますが、犬がお産が軽いことから戌の日=安産のお祓いに向いてる、という事になったそう。「戌の日の祝い」とも言いますが、一瞬「戌の日の呪い」に見えてドキっとしますね。一気にホラー映画ぽくなる。

そして縁結びだとあの神社、厄落としならあそこ、と有名な神社があるように「戌の日の安産祈願」なら、と言われる神社もある。中央区日本橋蛎殻町の水天宮だ。


こちらが水天宮。高さ的には2階建て風。

本殿は階段の上。けっこう人がわらわら。

「にほんばしかきがらちょう」と読みます。


ちなみに今回行った戌の日は平日、しかも午前中。というのに階段周辺に警備員が待機している。それくらい混雑するんですな。たしかに水天宮周辺は決して大きい街ではないし、たまたま行く場所でもない。そんな立地にもかかわらず、ちょっとした初詣くらいの人の多さなのですよ。

これでもまだ少ないようですが。
妊婦さん多いのでもちろんエレベーターも。

本殿の前はこの混みよう。1月下旬の平日ですよ?

この日の水天宮はまだマシなようで、戌の日と週末がかぶる日ともなると列が階段から降りて、さらに数十メートル伸びるほどの混みっぷりだとか。スゲー。

ただ「こういうお参りしてきました!」というだけの記事にするつもりはございません。この水天宮を中心とした街全体がなんか男としては驚きだったのですよ。とげぬき地蔵がある巣鴨が「おばあちゃんの原宿」と言われますが、ならば水天宮は「妊婦の原宿」!

もより駅のひとつである人形町駅から水天宮に向かって歩くと、その原宿感がちらちら見えてきます。


マタニティショップの看板が目につきます。

ニュータイプ帯押しのお店。
そういえば駅の看板もマタニティ。

どちらかというと昭和が香る古めかしい町並みなんですが、その中にマタニティ関連のお店がちらほら、いやそれ以上に見かけるんですよ。ここなら妊婦さんもそれほどウロウロせずに服選び出来るというもの。

そして同様にお菓子屋さんが多いような…。駄菓子系から最新スナック系お菓子まで。上の子供を連れてきたお母さん目当てなんですかね?


駄菓子てんこもりショップから
駅内のお菓子自販機も充実。

しかしマタニティショップやお菓子屋以上に、すごい行列が出来てるものが水天宮近くの交差点にあった。ずらっと並んだ人たちが神社に向かう人たちにいろいろ渡してる…何だありゃ?

ずらずらっと並ぶ手渡し隊。

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