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フェティッシュの火曜日
 
夢に見るほどバナナを食べ比べたい


普段は一本だけど今日はいろいろ食うよ!

子供の頃からミカンとスイカがあまり好きではない。味は大好きなのだけど、どちらも皮剥いたり種吐いたりと「面倒」だからだ。そういう理由もあって昔も今も変わらぬフルーツナンバーワン、それはバナナ。味、うめえ!皮、剥きやすい!番組亡きあとバナナ大使を名乗りたいくらいだ。

そんなバナナ、果物コーナーに行くと意外といろんな種類&価格で売られてるけど、食べ比べとかしたことがない。イメージとしては「値段関係なく安定して美味いのがバナナ」なんだよなあ。好きゆえにあまり優劣はつけたくないけれど、試しに何種類か食べてみよう。

大坪ケムタ



スーパー、そして渋谷のバナナも買ってみた

まずはバナナを買いに近所のスーパーを回ってみた。あらためて銘柄を見ると、フィリピン・ペルー・コロンビア・エクアドル…産地だけでもいろいろあるもんだなー。


ずらっと4、5種類は並べてある。
別のスーパーだとさらにぎっしり。

値段もいろいろですなー。すくすく安い!
バナナ大使はこの王様に会えればなれるのだろうか。

オレンジみたいにいろんな種類が売ってあるわけではないバナナ。日本バナナ輸入組合果物ナビといったサイトによれば、いわゆるバナナの8割が「ジャイアントキャベンディッシュ」て品種なんですね。それなのにこれだけの種類や産地別が売ってるのはさすが日本人のバナナラブさ加減か。

でもスーパーで売ってあるのを並べて紹介するのも芸がない、ということで産地はさておき売ってる場所が変わってるバナナもチョイスしてみました。都会派バナナです。


東京は渋谷の地下鉄の駅を抜け、
駅の一角にある自動販売機、それは…

バナナ専用の自販機です。

一本売りもあるので即食い可能。
束もアリ。しかも普通のバナナではない。

昨年6月に設置されたこのバナナ自販機。値段も一本130円と缶コーヒー一本と差がないと思うと、つい朝とか買っちゃいそうですね。渋谷で仕事してたら。そしてスーパーでは売ってないバナナもこの自販機でゲット!それが何かはまたのちほど。

ちなみに床に捨てられたバナナの皮でドシーン☆なんて漫画みたいなことが起きないように、ちゃんと皮専用ゴミ箱も置かれてます。


こんな限定ゴミ箱なかなか見ない。

 

高級系からアスリート系まで食べ比べる

さてスーパーやら自販機やら回って集めたバナナ6種類、食べてみるとしますか!しかし見た目はそんな変わらないな〜。産地やネーミングは違うけれど。しっかり味の違いが分かるだろうか。頑張れ俺の人並み外れて鈍い舌!


ということでバナナ6種。だが正直開けたら違いが分かる自信がない。

まずは「甘熟王」(フィリピン産)、1本売りで100円。これだけあるから「標準的なバナナ」から食べ始めたいところだけど、値段的にも判断しづらいのであえて良さそうなところから食べてみる。1本売りだもんな。ソロデビューできる逸材ですよ。

バナナの王様は高地栽培。高知ではない。
剥いた感じが絵になるなあ。さすが王。

おお、なるほど。ノー基準で食べてみたものの、普通のバナナよりもきめが細かくてねっとり、そして甘みが強い気がする。もしかしたら「高級品」というイメージがそう思わせてるのかもしれんが、普段のバナナより「上品」て感じが。

続いては「マイルドバナナ」(エクアドル産)。こちらも1本100円。他に比べるとパッケージは地味だが、その実力はいかほど?


控えめな「甘さ満点」アピール。
あのピロピロがない。

これは…甘みの感じは先の「甘熟王」にも似てる感が。ただ食感がちょっとイモっぽいというか。しかしこうしてあらためて味を感じながら食べると、普段いかに何も考えずにバナナ食ってるのかが分かるなあ。どこかありがたい美味さがしみじみ。

ちなみに、バナナって剥く時に一本だけピロピロっとした薄い皮が脇にめくれたりするじゃないですか?ああいうのがこれら一本バナナは無い気がするなあ。偶然か必然かはわかりませんが、そういうのも含めて高級感か。

さて次は続けて有機栽培系2本!「有機栽培バナナ」(ペルー産)「サンタマルタ有機バナナ」(コロンビア産)。文字だけ見てるとどこかコーヒーっぽいな。こちらはいずれも房で売ってました。


ちびっこにおすすめ食育バナナ。
見た目で有機!てのはないですが。

ラベルもどこかコーヒーぽい。
他に比べて若干小振りです。

有機栽培押しのこの2品、味的にも甘みあっさり気味で食感もなんとなく似てるような。やや硬めに感じるのは食べ頃のタイミングもあるので何とも言えないところありますが。またこのふたつは束売りだけに、一本売りとはクオリティも若干違うのだろうのかも。

そして渋谷で買ったバナナ、「スポーツバナナ・ラカタン」(フィリピン産)。東京マラソンに向けて生産されたという鳴り物入りのバナナです。


肉体疲労時の栄養補給に!それはリポDだ。
他に比べて先が丸っこいですね。

ちなみに一部スポーツ店でも販売されているそう。しかしてその味は…酸味の強さが強いのと、味はしっかりしてるけど甘すぎない感。スポーツに向いてる!というのはよくわかりませんが、小ぶりな割に満足感高い一本という感じはする。

そして最後の一本は「スウィーティオ」(フィリピン産)。一本売りで138円と、単品価格では最高値。しかしパッケージもどこか高級感あり。バナナの葉っぱまでプリントされてるしな。さらに裂きやすいよう端に切れ目までついてる高級クオリティ。


色づかいとかも妙にシャープだ。
見た感じはそんな変わりませんが…

これも他の一本売りバナナ同様にねっとり&甘みあって美味い!味わいもまたしっとりしてるし。そしてあらためて房売りと一本売りってちょっと違う気がする。一本売りの方がボリュームもそれなりにあって、量だけでも食った!て気になるんだよな。小ぶりで味満足させる系とはまた別の、重量的満足。

と、6種類食べてみましたが…あらためて食べ比べてみると「どれも美味いよ!」てのがリアルな感想。先に書いたとおり、もともと同じ種類だし、あと甘みなんかは数日で変わったりするだろうし。これの比較は一回では分かりづらい&自分の舌では限界あるなあ。


ただぢっとばななを見つめる。

 

バナナを食べ比べた果てに…

とりあえずバナナ並べて記事を書くとしても、チャートではっきり書けるような味の違いがあるわけでもないしなあ。形もそれほど変わらないし。うーむ、自分の舌では力不足だったろうか…。

その夜、こんな夢を見た。わたしはひとり公園でたたずんでいた。誰もいない、色のない公園で。


誰もいない公園。果物なんて見る影も…

バナナ、バナナ、バナナ…あまりに黄色いものばかりを考え続けたからだろうか。周りに広がるは無色の世界。しかし幼い頃に見かけたようなその風景はどこか懐かしい。

遊び手もおらず寂しげな遊具に向かって歩みを進めると…そこでみつけた公園の表記はなんと!


ばなな公園!まさかばななが夢にまで!

まさかのばなな公園!しかも練馬区立!そこは驚くところじゃない!そして遠目に見ると分からなかったけれど、公園の端々に設置された遊具を見ると、そこには!

い、椅子がバナナに化けている!

あの動物で乗るやつもバナナに!

巨大遊具までバナナ!

裏側は皮が剥けてるディティールの細かさ。
このBはバナナのB、ですよね?

と、強引に夢オチにしてしまいましたが、いろいろバナナについて調べているうちに練馬でこんな公園を発見、というお話でした。しかし別にバナナの産地でもないのに全遊具(といっても写真にあるだけ)バナナってのもすごいなあ、理由がわからない。

ただひとつ言えるのは、先のサイトのデータによれば、日本人が一番消費する食べ物ってバナナなんですねえ。りんご・みかん・いちごより上!ならばこんな公園が出来てもおかしくはないか。カレー・ラーメン、そしてバナナは異国にして日本の味なんですよ、きっと!

バナナカーブもそれっぽい。

うっかりバナナギャグにご用心

ちなみにバナナの感想はライターの感覚に大きく左右されたものですのでご参考までに。つーかホント食べる時期によって変わるよね。1日で一気に買い集めたのだけど、甘みサインである茶色い斑点とかぜんぜんなかったもんな。

そして文中でうっかりにでも「そんなバナナ!」とか使わないように今回気使いました。そして「バナナ大好き」と書くと楽しんごになっちゃうからそれも注意。


 
 

 

 
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